あの夏・あとがき
どうもお久しぶりでございます、早瀬黒絵です。
この【あの夏の日の残照】はリアルの友人への贈り物でした。
ネタは基本的に友人からいただき、二人で一晩話し合いながらキャラクターとストーリーを考えたいわば合作と呼んでも差し支えない作品です。
・ヤクザ二人組みと女子高生
・恋愛なし
・血、暴力表現あり
・バッドエンド
ということだったのですが、いざ書き終えてみましたらある意味ハッピーエンドな結末と相成りました。しかも若干恋愛よりっぽいような。
もっと後味の悪い作品を想像していたのに…(汗)
暴力シーンで紗枝が懐かしく感じていたのは両親の夫婦喧嘩が時に手を上げるような内容だったから。幼い子ってショッキングなこと案外覚えてますよって話。
紗枝の義母と義兄ですが作中の紗枝の考えとは裏腹に実際は普通の人です。
ただ義母の方はどう接していいのか分からないまま時間が経ってしまった訳です。
戸籍上の父も少なからず紗枝のことは可愛かったはずなのに、自分の子ではないという事実から愛することをやめてしまった人という設定です。
これが仲良し家族だったら何か変わっていたのだろうか。
でもそうなったら紗枝と冬木達の出会いもなくなりそうな気がします。
色んなピースが外れ合った結果の物語となりました。
ちなみに血液型で親子か判別するのは不確かな方法です。
ABO式は事実キメラやモザイクなど様々な場合があるので、「え、この血液型同士からこの血液型が生まれるの?」という場合がかなり多いそうです。
実際はDNA鑑定が一番確実なのだとか…。
恋愛なしと言いましたが、この後名実共に紗枝は冬木の情婦になれば良いのにと思いながらあとがきを書かせていただいております。何なら新見でもいいよ!
そして血だの何だのといったサイコスプラッター系がやっぱり好きです。
甘い恋愛小説ばかり書いてるくせに何言ってるんだという話ですが、基本的に好きなのはホラーやスプラッター、アクションもので恋愛はあれば嬉しい要素で願望です。
ともかく友人に応援されつつ尻を叩かれつつ書き上げた作品です。
勢いだけで書き上げたので読み返しも書き直しもほぼなしな恐ろしいものですが、ちなみに冬木はシベリアンハスキー、新見は蛇がイメージだそうな。松田は友人が好きな【隣りの席】の銀二似、藤堂は私が勝手に追加した人物です。
終盤ちょっと悪女な紗枝は意外と友人に好評でした。
友人へ、いつも私の愚痴を聞いてくれてありがとう!
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。Prev Novel top