オネェ口調のくせにがっかりノンケな知識無しトリップ主人公と、ノンケだけど主人公なら男でも…となるロー。

もともとは百貨店のM●CとかR●Kあたりでビューティーアドバイザーしていた主人公。同じ職場のBAさんは皆女性だしお客さん受けもいいので、二丁目口調が染み付いちゃってるんだけど性癖は至ってノーマル。

ある日ハートの海賊団にトリップ。
休憩しようと「3番入りまーす」ってロッカールームのドア開けたら突然船上だし、何回ドア開け閉めしても元の職場には帰れない。
不思議なこととか聞きたいこととかいろいろあるものの、まず主人公の目に飛び込んだのはツナギの強面集団より、二足歩行のしゃべるシロクマより「気を楽にしろ」と腕を組むローの顔面に張り付いた恐ろしい程黒々としたクマだった。

「ちょっとあんた何なのよこれ!も〜!イケメンが台無しじゃないの〜!」

と躍起になってローのクマ除去に取り組もうとする主人公。顔はイケメンなのにオカマ口調の思いっきり不審者が船長の体調心配しだして船員困惑。二丁目特有のぐいぐいテンションで、なんだかんだでハートの海賊団に居座る。

「眼精疲労の青グマと、もともとの顔立ちが原因の黒グマの混合だから大変よぉ〜」とか言いながら、嫌がるローに眼圧マッサージしたり、ビタミンがきちんと取れるメニュー考案したり、ローがきちんと睡眠をとるように見張ったり添い寝したりする。
主人公は純粋にクマの除去を目的としているんだけど、そのあまりの甲斐甲斐しさに(こいつ、まさかおれのことを…?)って勘違いしちゃうローさん。

悩んで悩んで悩み抜いた挙句男でもヤコウならいいか、と一世一代の夜のお誘いをするローに

「あ、わり。おれそういう趣味はないんだわ」

ってにべもなく言ってのけるヤコウ。鬼畜の所業!かわいそうなロー!!でもそんな男らしい一面もいい…ってなってしまうローさんはもう恋の病にがっつりかかってるから手遅れです。
ローって恋するとものすごいこじらせそうだから、
「なんならトイレも風呂も監視するか?」
「あ、それはいらね」
とか冷たくされてきゅんきゅんしてそう。ご病気です。

最終的にはローのツンデレなギャップにころっと落ちるヤコウもいいし、ロー→→→ヤコウがいつまでも続くってのもおいしい。


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