かもめのとこやさん




現代からトリップ知識有り日本人主。

昔は悪いことばっかしてたんだけど理髪店を営んでいた親父の死をきっかけに改心し、仕事を継ごうと理容師の資格取ってまじめに働いてたらトリップ。
ある日目が覚めたら全然知らない街に仕事道具持って倒れてた。
夢か、しかし夢でもお腹すくんだなあ〜と、とりあえず食事でもしようとその辺の店で腹ごしらえ、財布の諭吉さん出したら「偽札か?!」と怒鳴られ、駐在所に引っ張られる。見たことある海軍の制服に、えっここもしかしてワンピースの世界なん?てか現実?夢?!と大混乱。

「あー……無銭飲食って聞いたけど、火拳……じゃあなさそうだね」

たまたま駐在所巡回と言う名のサボりにきていた青雉と遭遇。
すげえ〜青雉だ〜てかなんか無精髭すごくね?髪ものばしっぱじゃね?と考えたところで、あっ、グルーミングセット丸々あるしこれで金稼げばいいんじゃん。と思いつく主人公。

「すみませんおれ無一文です。体で払うんで肩代わりしてください」

なんて主人公が言い出すからクザンびっくりするんだけど、言われるがままにソファに寝転ばされお髭そりされちゃう。
駐在所のシンク借りてこさえた蒸しタオルの心地良さ、ふわっふわのホイップクリームみたいなシェービングクリームのなめらかさ、レザーのひんやりした感触とすべらかさにクザンが不覚にもうっとりしてるうちに「お疲れ様でしたー」の主人公の声。
差し出された鏡で顔を見てみると、任務続きでぼうぼうだった無精ひげがない。余分な角質まで取れてお肌もつるっつる。しかも、伸び放題だった髪の毛まで上手い具合にカットしてくれてる。
主人公は漫画の知識で(たしかクザンってこんな髪型だったよなあ〜)と勝手に切っちゃうグッジョブ展開。

結局出来栄えに気に入っちゃってお金払うだけじゃなく「お金ないならうちで働く?」と海軍本部付きになることを提案するクザン。
ラッキーとばかりに二つ返事で了承する主人公。

かくして海軍本部には赤、白、青のトリコロールカラーの旗が目印の理容店ができました。

もともとワル()だったから腕っ節もそれなりだし怖い人たちにすごまれても全然ひるまない主人公は「根性がすわっちょる」なんて、赤犬にも気に入られそう。
下っ端から大将まで、挙句には噂を聞いて王下七武海もちょこちょこ散髪してもらったりおひげそりしてもらう。そのおかげで王下七武海の会議出席率も上がって元帥も大満足。

勤労お手当てで高速動力のついたボートを買った主人公は、休日には海に出て流しの床屋さんもやってもいいね。外科医や赤髪の髭ととのえてあげたり、大所帯の白ひげ海賊団には泊まりこみで営業かけてそう。



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