06
その夜、木の葉は赤く染まった。
木の葉の忍びは里を守るため一斉に立ち上がった。


「…なまえ?」


水遁使いのなまえがいない。なまえが何処にでもいない。
シカマルは火を消し終わるとナルトの元に走った。今回の木の葉の火事は何かの意図があったようだから…ナルトなら何か知っているかもと、ナルトならなまえの居場所を知っていると思ったから。
よく考えなくても…今朝のなまえは様子がおかしかった。もっと、もっと気にかければよかった。……こんなことになってから事の重大性を疑うなんて…何がIQ200の頭だ!何の役にもたってねーじゃねーか!!俺の頭を過った予測が当たってないように祈る。…木の葉の火事が陽動で、本当の目的がなまえなんて……なまえは異世界から来たんだ…他里の忍びの奴等がほっておく訳ないんだ……なまえ無事でいてくれ!!



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