はじまりの森 02 木の葉病院の個室に昨夜連れてきた女を監視する俺と弧空。弧空のことだからあの場でこの女を殺してしまうかと思ったが…… 「ん、あれ…ここ……?」 何も知らない女が目を覚ました。女からは相変わらずチャクラを感じない。得体のしれない女にはわりぃがベッドの周りに は厳重な結界を張らしてもらった。…逃げないように。 「…やっと目が覚めたか。さっそくでわりーがお前は何者だ? 何であんな場所で寝ていた?」 きょろきょろと辺りを見渡す女は目を見開き俺と弧空を凝視する。 「あん、ぶ……このは…?」 この動揺は明らかに木の葉の人間じゃないことを示す。 「早く言え!……殺すぞ」 弧空が痺れを切らし女に威嚇する。やれやれ、めんどくせーことになりそうだぜ。早く火影様が来るのを祈るしか俺には出来そうにねぇな、 (落ち着け弧空、) (殺っちまった方が早ぇ) (…めんどくせー) back |