冬休み(音トキ)
※トキヤとHAYATOが同一人物だと音也は知っています。
音也とトキヤは付き合っています。
以上を踏まえてどうぞ
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「え、トキヤ実家に帰らないの?」
愛用のギターを弾きながら音也に実家に帰るの?、と聞かれたのはついさっき。
私が帰りませんと返したのもついさっき。
音也はギターを弾くのを止めると私のベッドまで行って座った。
幾つもの皺をつくったシーツを見ながら折角綺麗にベッドメイキングしたというのに…など考えながら音也を見る。
「何で帰んないの?」
「仕事があるので……何です。急に、私に帰って欲しかったんですか?」
「そんな訳無いじゃん。だって成るべくトキヤと一緒にいたいし。」
「そう、ですか…」
一緒に居たい、と言われて少し気恥ずかしくなり自分の机に視線をやる。
「ただ、マサとかレンは分からないけど翔とか那月とか七海とか渋谷とかはさ…実家に帰るって言ってたしもしかしたらってね、
…………一人は嫌だなぁって思ったんだ。」
音也は元々施設で育ったらしい。
だからか、こう長い休みになり皆が実家に帰ると少し寂しそうな表情をする事が多い。
今は見てはいないけれどきっとしているのでしょう、
「音也、あの…」
「あ、ねぇトキヤクリスマスとか年明けの番組とか出るの?」
「え…あ、はい……あの、実は殆ど休みもなくて…」
先程までの話を聞いてかなり言いにくくはありましたがこればかりはしょうがない。
後々言うよりかは音也が振ってくれた今の方が良いだろうと思い言うと。
音也は自分のスペースへ一度戻りノートとペンを手に戻ってきた。
「じゃあその番組全部教えてくんない?」
ニコニコとそう言ってノートとペンを私に差し出す。
「俺、絶対観るから!」
とりあえずノートとペンを受け取り私はHAYATOの出る番組を書いていった。
*冬休み
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クリスマスとかも書く予定(・ω・)