このキモチを貴方に伝えて良いですか?(02)

好き、大好き、

気付いたら抑えきれない位大きく膨れ上がっていた。

ダメだってちゃんと頭では解ってる筈なのに、まるで体がイヤだイヤだと駄々を捏ねる様に言うことを聞かない。

頭の中で警報が鳴り響いて頭がズキズキと、

駄目だ止めてと頭の中で叫んだ。

いやだ嫌だ、触れちゃ駄目だ。

視界に映った君に意思に逆らう様に伸びた俺の手と、少し不思議そうに、それに心配したような君の顔。

ぴとり、と白い君の頬に手が届く。

ああ、ああもう、もう駄目だ。

好きだ。

好きで好きで、大好きで―――――……

君に触れた途端、溢れ出した好きってキモチは噴水みたいに次から次へと溢れ出て、抑えても抑えても、抑えきれなくて、

ああ、こんなにも人を好きになったのは初めてだなんて頭の隅でぼんやり考えた。



*このキモチを貴方に伝えて良いですか?




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