久しぶり(金廉)




「とおっ!」

「ぅわ、!?」

掛け声と共に膝かっくんをされてバランスを崩しながらも体制を立て直すと相手から距離をとって振り向く。

「急に何すんねん金兄!」

「は?何って膝かっくんやろ?そんなんも分からんのか?」

「だからその言い返しやめぇや!めっちゃ腹立つ!
大体何で何時も俺だけこんなんすんの!?俺何かやった!?」


「ああ、やったな。」

俺の問いに返してきた金兄の返事にえ、と声が漏れた。

「よー考えてみい廉造。」

真剣ってより少し機嫌の悪そうな金兄が近づいてくる。

一歩金兄が進む度に聴こえる足音が妙に耳に届いて金兄が近づいて来ることがよく解った。

反射手にき触れてきた手てにピクリと肩が揺れる。

「昨日、俺んとこ来んかったやろ?」

「……うん、」

「…廉造、何で自分から会いに来てくれへんの?」

お兄ちゃん悲しかってんで?

そう言ってぎゅー、て抱き締められた。
久しぶりに金兄の匂いがして、情けなくも目頭が熱ぅなった。

「……金、兄…、俺かて…会いたかった……」

ぎゅー、て俺からも抱き締め返して金兄の肩に顔を押し当てた。

「…そんなら、会いに来いや廉造のアホ………嫌われた思うたやん。」

「嫌いになんてならへんもん……ただ…また、すぐお別れやから、だからそんなら……会ってまた東京帰んの辛なるんやったら、会わん方がええんとちゃうか思うて…、」

とうとう堪えきれんと溢れた涙を少し顔を離したせいで見えたらしく金兄が拭いてくれた。

「んで、会ってみてどうや?兄ちゃんに聞せてぇな?」

「……会って、よかった。東京帰んのは辛いけど金兄に会ってなかったら後で後悔しとったと思う…」

「やろ?」

そうやってにっこりと何時もとは違って優しく笑う金兄はまた何時もとは違ってかっこええと思うた。

けど、

「廉造愛してる。」

「…ん、俺も…」

「今日は昨日の分まで愛したるからな?」

金兄はそう一言言うと何時もみたいに悪戯っぽく笑うたその笑顔のがもっとかっこええと思う。




*久しぶり



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初の金廉(^^)
難しかった……です、
どうしようよくわかんない。

京都弁も解らない。

大阪弁と混じってしょうがない、

京都弁ってどんな感じですか………




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