エアコン(燐雪)



トントン

と兄さんにと考えた簡単な問題集を束ねる

「…ふぅ、」

束ねた問題集を机に置いて額にまとわりつく髪もろとも汗を拭う



「ゆーきおっ♪」

ジージーと外で鳴く蝉の声がきこえて暑苦しい中、兄さんに突然背後から抱き着かれ更に暑苦しい

「…兄さん暑いんだけど?」

肩の上に乗っていた頭を片手で掴んで押しやった

「ぅお!!何すんだよ!」

「それは此方の台詞だよ兄さん
こんな暑い中抱き着かないで。暑苦しい。」

「だってよー、雪男って冷たくて気持ちーし。」

「それは知らないけど僕が暑い。」

「だろうな、」

…… 夏で暑いってだけでもイライラするのに、この兄は弟を更にイラつかせたいらしい。

「―っ!? 」

「シワが寄ってんぞー?」

ぐいー、と僕の眉間に人差し指を押さえ付けながらケラケラと笑ってくる兄さんに誰のせいだと言いたかったけど

「…」

ふと突然兄さんの表情が和やらいだ。

「雪男ー、大好きだぞー」

いつの間にか眉間にあった指はなくなって代わりに僕の頭上には兄の手があって、頭を撫でていた。

「……兄さん、やめて… 」

口だけの僕の抵抗に少し困ったような表情をするとポンポンと二度ほど軽く撫でて置いていた手を離した。

「ほんと雪男は可愛くねーなぁ、」

「可愛くなんてなりたくないしね。」

「昔は可愛かったのになぁ」

「何時の話だよ…」

「あはは、……ん、そーだ、雪男アイス買ってきてやるよ。」

「…え、…いいよそん……―――。」


「いってきまーす」

と無駄にはしゃいで兄さんが出ていったのは何時だったか

兄さんが触れた唇を指で触る

「…――っ!! 」

まだ鮮明に残る感触に顔は勿論、全身が熱くなっていくのが解った 全く人の気を知ってるのか知らないのか

まぁ、出ていく寸前のあの笑顔(表情)からして気付いてわざとやったのだろう。

意味の解らない兄さんの行動のお陰で溶けそうなくらい熱い

「……エアコン…つけようかな… 」

何時になっても冷めない熱に溜め息をついた



*エアコン




*********************

仲の良い奥村ツインズ(あとお兄さんらしさがある燐)を書きたかっただけなんですよ、マジで

いや……なんか最近暑いなぁ→夏で何か書きたいなぁ→雪男って体温低そうだなぁ(妄想)→逆に燐は高そう(妄 想)→妄想→妄想文完成☆

残念な私の脳内連鎖の結果、こうなりました。←


……なんというか、………こう、カッと……勢いに任せにやったせいか…変なきも…でもそれは何時もな気も… とにかく酷すぎる妄想文サーセン


……改めて、すいませんm(_ _)m







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