「俺達は存在する価値のある人間だったのだろうか」
呟いた言葉に美しい微笑だけを残して彼は去っていった。贅沢な悩みだけが宙に浮いて揺れている。いつかそれすら見ることのできない同胞共が我らを救世主と呼ぶだろう。

価値あるひと
(コヨーテ)
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