おれはしんでしまうのか。ああ、しんでしまうんだな。ゆるゆるとくだっていくいしきはなまあたたかくもめいりょうで、かぜのひとつすらないたおやかなせかいでおれはげんじつをしった。まけて、しまったのだ。ゆるされることのないしんじつはじんじんとやけどのようにむねににじんではなれなくなった。かなしくてくやしくてむなしい、すいちゅうにもがくようにのばしたうではみずどころかくうきすらひっかけはしない。かなしいくやしいむなしい、はらだたしい、じぶんじしんが。そんなおれにおれはさよならをして、ああ、ほんとうのみちのほしにいくのだ。さよならさよならさようなら。のまれていくいしきのなかで、おれはひとしれずなみだした。みずしらずのちきゅうだなんて、なにもないまっさらなうちゅうより、どれほどおそろしいことでしょう。ふくすいぼんにかえらず、たとえいっすんさきはやみだとしても、ああおれはまたすべてをやりなおしすすんでいかなくてはならないのだ。てぇんてんとなにかがはねるおとにふしぎとまぶしいひかりをみた。はて、このきゅうたいはいったいぜんたいなんなのだろう。
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