ミミの涙は綺麗だと思う。
それは彼女の純真そのもので、彼女の優しさがたくさん詰まっているのだから。


(それが好きなんだわ)


戦いたくないと。
傷つけたくない、傷つくのを見たくないと。
泣いて、泣いて、たくさん泣いて。
それでも、顔を上げた彼女のことを。


(私、ずっと見ていたのよ)


ミミの涙が、パルモンの力になる。
無駄にしないために、涙を止めるために、戦いたいと思う。
だから。


「ミミ、大丈夫よ」


涙を流す彼女の傍ら。
そこはきっと、己にしか立てない場所なのだ。


「私がいるもの。ねぇ、ミミ」


見ていて。
ミミのためなら、辛くても、何度でも。




(純真の涙で、大きな花が咲く)



***
ミミとパルモンのイメージを模索。

2015.1.28
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