res
2015/08/12 20:06
書くには書いたんですが、かなりひねくれたテーマ(不器用夢主)なので、書き手の独りよがりになってないか不安だったので、感想いただいてすごくテンション上がりました。
またとうらぶ短編書こ!とやる気を得て、その後大倶利伽羅夢を仕上げられたくらい自信と元気をもらいました。
丁寧な長文いただけて、宝物にしたいです。
感動で泣きそうになった、文章の理想の一つ、と言っていただけて幸せです。
「籠の外のてのひら」の着想としては「大事にされて当然だった三日月と、モノを大事にするのが下手な夢主」でした。
今回は勘違い・すれ違いモノなので、情報提示の順番に一番気を付けてました。
たとえばなんで三日月を大事にしてるのか早く説明したいけど、初期刀の話をもっと序盤に地の文で説明してしまったら効果的じゃないし…等。
夢主は最初「私は三日月宗近を贔屓して特別大事にしている」と思っていますし、三日月は「自分は一人だけ主に蔑ろにされている。理由もわからなくて不当だ。もっと大事にされたい」と思っているので、会話のすれ違い具合と読み手に状況説明する順番でだいぶ頭がこんがらがりました。
三日月の行動原理は結局「主にもっと大事にされたい」なので、主の気を引くために皮肉を言ってみたり、会話を引き延ばしたり、お守り袋を欲しがってみたり、断られてすねて怒って気が高ぶったり、しますが、
実はすでに大事にされていた(主は大事にしていたつもりだった)と知ると、しょうがない主だなーとおおらかな器で受け入れるわけです。
刀剣男士を怒らせてみたい、泣かせてみたい、剥き出しの感情を引き出したい。というのは一期夢のときも思ったことです。
怒らせてみたいキャラは他にもたくさんいます。
三日月さんの解釈は人によって差が出ると思うので、自分なりの解釈を形にできてよかったです。
新鮮と感じていただけたならよかったです。
>取り出されているのは一夜だけなのに、実際時間自体は前後にちゃんとある
前後の時間を含めた話(ストーリー)を作ってから、短編に収める切り口としてワンシーンで語ることを選んでるからですかね…。
逆に、回想を使わずにその場の描写だけで話を作るのは私には無理なので。
お話の中の、ここがこうでと順を追って感想いただけたの、すごくありがたくて嬉しかったです。
頂いた感想見ながら自分の話を読み返すの、とても贅沢なことをしている気分でした。
やっぱり書いてるときには一文一文あれこれ考えてたので、それを指摘されると報われた!と思います。
>これは前日譚とか書いたら面白いんだろうなぁ!
ぜひ書いてくださいっ! お待ちしてます。
「……めんどくさいね」は諦めやすい夢主の性質を、
「私は、物を大事にするのがへたみたい」は、夢主の本質を象徴できてたらいいなーという大事な部分なので、意識に留まったのなら嬉しいです。
タイトルは書きあげた後にひこはさんにお願いしてつけてもらったものなので、
タイトルのマッチングの素晴らしさはひこはさんのお力なのです。
あらためて見れば見るほど合ってますよね。話を素晴らしいものに引き上げてもらって、嬉しいです。
リンドウの追憶については、映像的、特に映画のように1カットごとにカメラワークが移り変わるようなイメージを受けました。
誰がどこに立っているかはあまり気にならず、画面に登場人物が移り変わっていくような。
たくさんの刀剣男士が次々と映るような話ではとても効果的だったと感じます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。