UG


THE DARK SIDE OF DIMENSION
2016/04/30 06:48

この映画があって、私は純粋によかったなぁと思いました!!
遊戯王ってコンテンツは、頑張ればこんな映画が作れるんだ!と感動しました。総合的な感想はこれに尽きます。

過去の劇場用作品は、ファンの期待をひどく裏切るようなものではなかったものの長寿アニメシリーズとしてはすごくいい扱いではなかった印象だし、映画化に伴ったその他のグッズやイベントやOCGの方の動きってあったかなって思います。
映画の内容も、高橋先生が製作総指揮ってのはこれ以上ないお墨付きでしたし、過去の不遇さ(とまではいかなくても、やっぱり他と比べて異質で慎ましいジャンルって感じだった)をガラッと変えてくれたすごい映画だと思いました。



!!ここからネタバレ注意!!


内容に関しては、いろいろな要素のバランスが取れてる感じがしました。突出してるところといえば、社長がやりたい放題して暴れてるところがまさに突き抜けてました。


ストーリーとキャラの掘り下げは少しだけ物足りなさを感じました。
藍神よりもセラの方が重要キャラに見えたかな。それでも海馬社長が全速全身で突き進むロードを描いてる方が重点的な作品だからまぁ仕方ないか〜。藍神、セラ、マニのキャラ設定の風呂敷が大分広がってて、SFチックというか人類補完計画みたいな部分はなかなかスッと理解するのは難しかったです。


(余談ですが涼宮ハルヒの憂鬱を最近読んだばかりだったので多少脳みそのシワが増えてた状態で観に行けてよかったと思いました。じゃなきゃ絶対ちんぷんかんぷんだった。)


集合意識(プラナ)は映画だと人類補完計画みたいになってたけど、ここの設定は漫画の方が遊戯王っぽいし社長ぽいし個人的に好きだなと感じました。あのアバターで参加する仮想君感のデュエルの感じはいいなって思ったんですけどね…やはりそこはOCGから完全な脱却はできなかったか。
でもマイナスじゃなく映画の個性だと思いますね。


キャラとストーリーはあくまで「おかわりしたかったけどもうなかった!残念もっと食べたかったのに」くらいの気持ちですね。この食べたりなさを埋める書籍が出れば文句ないんだけどなぁああ〜!!!


城之内君、本田、杏子、御伽君は出番の量より質って動き方してくれて嬉しかった。同じ声優さん達で当時とほぼ変わらぬ声でみんなが動いてるってすごいですよね。
怒ってたピエロは御伽君のお父さんだったのかな。そうなら超嬉しいし、ペガサスの生き死にと海馬がアテムを見送った以外で「原作の続きです」ってわかる数少ない要素だからね。
御伽君まさかエプロン姿とは思ってなかったので…かわいかった。いやみんな私服姿かわいかったですね…


あと、あと・・・



私、原作だとばくら君が大好きなので、ばくら君の収穫が、あまりにも大きくて時々口抑えてました。

待って。

これは、まさかの、ばくら君しょたフィルム・・・になるとは一ミリも思ってなかった。しかもお父さんまで。
「ばくら君と藍神君が並んでるとなんかかわいいな」とほんわかしてたら回想シーンで萌えの焼野原にされました。たぶん、いや確実に藍神君とばくら君の本買うし自分でも出すと思う…

comment (0)







人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -