貴方が好きだ
だからこそ、私は貴方から離れなければならない。 声を上げ、嬉しそうに笑う顔が好きだ。 いつもの怒った顔も、時々見せる泣きそうな顔も、私にしか見せないあの顔も。 全てが大好きだ。
だからこそ、だからこそ離れなければならない。
「幸村、いくな!!」
いかないでくれと、貴方の声が後ろから何度も聞こえる。 振り向いてはならない。 貴方の幸せを願うからこそ、私は振り向かない。
「宗茂離さぬか馬鹿め!!幸村がいってしまう!!」 「それは出来ないな」
嗚呼、宗茂殿に貴方を止めてもらうように頼んだのは私だが、私以外の男が貴方に触れるのは嫌だな。
「……政宗殿」
私は貴方が好きだ。 だからこそ、私は貴方を置いていく。
「幸村ああ!!」
私は貴方が好きだ。
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間違えて日記に書いちゃった(ゝωо;)☆
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