title／「ほしいもの」
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夏陽さま
私の手の届く場所にあってください／世界の果てに小さな愛が生まれますように／あなたの優しい声が聴きたいの／仄かに熱を帯びるように、きみの心がぼくで染まればいいのに／人とは人との絆を求めるものなのです／さあ、愛してください
坂田さま
あの子はその子が欲しくて、でも私はあの子が欲しくて／君の食べかけのチョコを舐めた／ずっと、ずっと／出来るならば連れて行って、そのまま／神に手を伸ばし続ける男の話／ネクタイを引っ張ってキスをするの／その体温に溶ける／すがるような手は空をきって力なく床に墜ちた／望んだは先は果たして、／さあお命頂戴
小谷さま
あなたの黒髪がほしい／セカンドキッス／柔らかい曲線／右手／一緒に迎える夜明け／電話越しの掠れた声／夢の中だけでいい／君の隣の定位置／親友というポジション／好きの言葉
pandaさま
初めての嫉妬／宵を駆けていく無垢／迷子が知る温度／地下鉄に春風／おやすみ愛撫／傘に奪われない左手／僕の最期の酸素／あした、わたしがしあわせになるりゆう
六花さま
あなたの幸せをください／自分のために、生きて／ゆっくり息をして、吸い取ってたったひとつ、大切なものを／あの世に持って逝けるものはないの？／君が欲しがらないなら僕が貰うよ、そしたら半分こしよう／望むのは窒息死
柳田さま
酸素をください／酸素になりたいからです／そしたらあなたとずぅっと一緒に居られます／二酸化炭素をください／てっとりばやくあのこを窒息死させられるからです／そしたらあのこの代わりにあなたの隣で笑えましょう／ほかにも欲しいものはあります／けれども行きつく先はいつもあなたです／どうやら、わたしが欲しいのは＊＊＊くんだけのようです
衒女さま
欲しがれません／壊れていない心臓はありませんか？／こどもの視点／ぬくいぬくい、にくい／伝えるための言葉をもたないので／抱きしめるための腕とキスするための唇／わたしが欲しいと言えばいいのに／そうね貴方より大事なものよ／世界が終わるまでの一分間だけ／宝石みたいに大事にされたい
果汁さま
きみの特別であれますように／一生が燃え尽きるくらいの恋をしたい／存在意義に飢える／あふれんばかりの愛を下さい／飾らない自分でありたいの／独り占め願望／皮膚の下の体温に焦がれて／ホープ･フォア･リリィ(リリィ…純粋)／出来ることなら最期くらいはキスして頂戴？／こひねがふ(恋願ふ、請い願ふ)
ケイコさま
恐怖に打ち勝つその心／真実を語るバラ色の唇／あの日の君を抱きしめたい／愛に溢れた手の温もり／もしもあの日に戻れたら、君に一言「好きです」と。／神が棲まうという安息の地／君には幸せがよく似合う／愛をバリューパックで／君の優しさを強く願う／息苦しいほどの愛を
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