101-110
暮れゆく箱庭
吠え死にポエット
悲劇の発掘者ルミノール
鳳池にて、堕ちる
(貴方との、禁断の恋に)
君は恋歌を縹色に染め、
(綺麗に終わりを告げる)
鉄と潮の華狂い裂き
(床に散らばる悲惨絵図)
点滅赤信号に急かされて
(出発は近いよ!)
君の前でなんて滑稽な私。
(だって、必死になっちゃうでしょ?)
花まだ咲かぬ小春日和
(厳密に言えば、私の花だけ、だけど)
遅咲きの特権
(残り時間の少なさこそ、美)
111-120
無からの脱却
レイヤー越し、"ここにいる"の錯覚
放物線の彼方に
イヤホンを捩じ込んで、
(周りの世界を、消して)
君の電脳空間にて、ウイルスになり、
(全てを壊して)(全てを奪って)
汗と鋒の光が重なる物語
(その先は誰も知らない)
空の舟に乗りながら、白い軌跡を描いて
(私に居場所を教えてくれているんでしょう?)
未熟さに、未熟に憧れる
おしゃれに引っかかってみた。
(醜い嘘に)
融けて解けて形をかえて
(それでもそこに在り続ける)
語注
ポエット…詩人
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最近お題がダークになる傾向が有るような・・・
病んできているのでしょうか。←
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