241-250
雛罌粟の悪夢
びーだまはとまらない
(ころころ)(貴方が拾ってくれるまで)
とりあえず海が来い。
(メンバーだって揃ってる。)
滲む木洩れ日
(私には温かすぎた。)
ZEROの催促と私の油断
(ふ、ふえてる…)
その伏せた目に、ときめき。
(伏せさせるのが僕なら尚良い)
揺れる小枝を選んだ小鳥
(可愛い顔して結構あれだね、)
届かなかった断末魔
(それくらい二人の世界に、)
夢から覚めない、頭痛がひどい。
(ああはやく終わらないかな。こんな、)(夢か現か)
ソアーソアー、滑空デイト(君とならどこでも行けそうな気がする)
251-260
緋色のプシュケー
(存在を掻き消す運命)
大樹の中の蝉
(存在を保障するのはその声だけ)(そんな"君"を探しているんだ)
最期のロマンチズム
(死ぬときは君の隣で、君に愛を囁きながら)
酩酊メイデイ
(救う者は皆無)
奏者に恋してココロ、タランテラ
(弾ける弾ける響く響く)
肥えた舌と君の味
(僕の欲望に、)(こたえられるのはもう君だけ)
首っ丈アドレサンス
愛しさをふりかけて
(無味の僕を、)(君の愛で味付けて?)
略奪された女に、宣戦布告
寂しい夜、君が居なくちゃ
(一人の夜は、)(さみしいよ、だから。来て)
語注
ソアー:空高く舞い上がる
プシュケー:蝶。※蝶は赤色が見えません。
酩酊(めいてい):ひどく酒に酔うこと
メイデイ(正しくはメーデー):無線電話で送る救難信号
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