181-190
蓋然サヨナラ
パラダイムに照らし合わせて気付く
(私たちは一般的なものに過ぎないと。)(それでも幸せ!)
通用しないフォークロア
(住む世界が違う、そういうこと?)
ねえ、捨象になりすぎてる。
(見えてないんだよ、貴方は。)
無常にひとり、耽溺
譲れない彼我の愛の差分
(痴話喧嘩は余所でどうぞ!)
愛玩ロゴス
(君のことばに振り回されるのも良いかなって、思う自分が居る。)
貴方と一緒に剽軽玉になりたい
(きっと世界はもっと楽しくなるはず)
借りっぱなしの理由に涙
常用VISIONに君は無し
191-200
キャンディーポップと昼の空
(あと君が居れば上出来。)
君がどれだけ壊れようとも、
(だって僕を見て?こんなにも君に壊れてる)
潮と海風に犯されながら海上を行く蝶
プティクトーでそっとつけられた傷痕を見れば、
(痛みではなく愛の証に涙)
私のパーステクティブにて、超絶至近距離に貴方
とりあえず私に感嘆して!
(―と言えば、君は何と嘆くだろうか)
ノーティーボーイラボラトリー
(知りたくなったの、貴方が歪んだその理由)
栄転の影の、とあるアポトーシス
推敲→遂行→推考の後、衰耗。
(それでも伝えずにいられなかった)
ダイナトロンを知らず落胆
(送るほどに、薄れゆく力)(あまりにもキツイ反比例)
語注
蓋然:そうなる可能性が高いこと
フォークロア:生活そのものによって伝承されるもの
ロゴス:ことば
プティクトー:小ナイフ
ノーティーボーイ:不良少年
ラボラトリー:研究室
ダイナトロン:真空管にて見られる、電流と電圧が反比例する特性
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