※ヤマなしオチ弱し 「ちょ、今足蹴ったでしょ」 「違うダロ、キミが蹴った」 「何だと、このっ」 「オイ、足引っ張るなヨ!」 「くらえ、くすぐり攻撃!」 「ウッ!止せッての、こそばいダロッ」 「どうだい参ったかね」 「参るカッ、仕返しだッ」 「ひゃはは、りょ、両足はキツイってハハハ!」 平和に過ごせるかな、なんて思ってたけど無理だった。 こたつに入ってウトウトしてたら反対側に入っていた五右ェ門に急に蹴られて、そこからケンカ、くすぐり、その他モロモロ…。 さらば私のまったり時間…。 「もう怒ったぞこの剣豪坊主めが!」 「オイ、こっち来ンなヨ!ほっぺひっはんな!」 「ぐおっ、髪の毛はいたいいたいいたい!」 こたつの反対側に回って五右ェ門のほっぺを引っ張ってやったら髪の毛掴まれたー!女の命を鷲掴むなんてって痛い! 「この剣術魔!」 「何だとッもっペン言ってみろッ」 「流星マニア!」 「さっきと違うダロ!?」 「髪モジャ選手権!」 「何抜かすんだキミはッ!」 ………―。 ――――――― 「何をドタバタやってやがったんだよ…オイ?」 「くー…」 「すー…」 「…キョーダイかよ」 音を聞きつけてやってきた次元の目に、ちゃっかり抱き合って居眠りこく二人の姿があったそうだ。 ← |