04

「なんだよい。お前バカだろ」
「それ火拳野郎にも言われたんで、もういいです」
「あばよいヤシロっ」

バシンッと背中叩くマルコフうっぜ。とびきりの笑顔すぎて自分顔歪んだんだぜっ。死ねってか死ねってか。「ま、冗談はさておき」あ冗談だったのか。つぎ真顔

「本当に行くのかよい」
「今更すぎますよねー」

よいしょ、と荷物まとめて出発準備もくもく。だが、パシりて腕静止かけられた。捕まれた。何事かとおもい頭上に疑問符浮かばせながらマルコフのほう向けば次は両手で顔面サンドイッチ。「なんすか、」なにすんすかーて聞くが返ってこず、ジーッと目見られる。

「エースが大事かい?」
「あはははははーわらないジョーク」
「お前本当空気よめよい」

てかいい加減放せよマルコフ。顔いって。「みんなの気持ち察せよいっていっても聞かねえよなあ」ボソリ。わっけわかんねえな頭上に疑問符たくさん。ハア、てため息

「ヤシロ死ぬんじゃねえよい」

と同時になんかオデコに鈍い痛みを感じた。「あ」なんてオデコ擦ってみる自分をクツクツ笑いながら見るマルコフ。ムウ、とふくれて

「なにすんですか?」
「ま、そゆことだ」
「意味わかんないんですけどー」
「今はわかんなくて良いよい」

ワシャワシャ、自分の頭を乱暴に撫でる。なんの嫌がらせだよマルコフ不死鳥め。覚えてろ帰ってきたらぶち飲ましてやるボソリ。あ、いっけね聞こえてたか。ゴツンて殴られた。「とりあえず、みんなに挨拶してきなよい」とかため息。

「エース頼んだよい」

最後にワシャと一回自分に触れて出てったマルコフ不死鳥。まじエコーかかった最後の。てゆーか頼まれた。 next

04

嘘つき、走る

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