エース隊長はつよい。でもなんか弱い。だって心が繊細すぎるから、本当についていけないと思う。これには訳がある。そしてその何気ない出来事が船内を騒がせた。
「えサッチ隊長しんだの?」
「...ああ」
「あははドジだなー」
まじかー海に落ちるなんて滑稽すぎる。なんて、笑いながらかましてやれば周りのく空気重い。え、みんなからの視線がいってえ。すごい睨まれている。どうやら違うらしい。首を傾げ、隣にいたイゾウ隊長にどう言うこと?って聞けば目配せされた。前方の古株が深く溜息をする。「お前おめでたいな。本当」マルコフ呆れながら自分の後頭部をゴツンと殴った。
「え。ちがうんですか?」
「ころされた」
「だれに?」
「ティーチお前らの隊のやつ」
ピタリ。行動停止。目を見開かせた「え」てこれはもう驚いたぜって。キョロキョロ周り見渡すとみんな暗黙の承知てやつだ。あいつやってくれちやったよ。ついにやってくれちゃったよ。んな目でみんな自分との視線反らす。
「これはエース隊長責任とんなきゃですね」
面倒くさそー。そう言えばなんかみんなまた自分との視線反らす。え。なにこれ。間違ってる?なんてマルコフにいえば「いや、間違ってねえよ」ボソリて、
「だけど今回は身をひかなきゃならねえんだよい」
「ティーチ許すんですか?」
「誰が許すかよい。死んだって報われねえよい。」
「言ってることめちゃくちゃですけど」
なんなのマルコフ。頭わりいなとか言ってるとまたゴツンて頭殴られた。「お前はさいきん来たからわかんねえんだよい」て頭上に疑問符。何が?
「あいつの実力は底しれねえ。手にいれた悪魔の実が悪かった。」
見逃すしかねえよ今回はよ、て。白ひげが手を引くときが来るなんてすげえな。「マジで?」って再びイゾウ隊長に聞けば「お前、なんでも俺に振ればいいと思ってるだろ」と邪険な目で見られる。いや、だってイゾウ隊長人気だし。ふうん、と聞いてればなんか外が騒がしい。
「俺が始末つける!」
ギャーギャー喚いてるのは隊長か。相変わらず暑い男だな、なんて暢気に言ってる場合でもないらしい。「…お前んとこの隊長どうにかしろよ」ようやくまともに喋ったと思ったらめんどくさいの押し付けないで貰いたい、イゾウ隊長。 next