サロンでソファーに足くみながらゲーム機いじくってる。久しぶりにゆっくりしたいという願望がいまのわたしにはあったりなかったりする。最近の学校生活は人との絡みのためだけにきているのかな、と疑い深くなってしまう日常である。たぶん疲れてるんだな。いうても何もしてないけど。ピコピコゲーム音ならしてれば「おい」て。ちょ今いいとこなんすけど、チラリと声のほうをみれば朱雀色のマントマン。「音」ていう。そこで気づくイヤホン忘れてましたことに。

「あ」
「あ。じゃねえよ。うるさい。迷惑」

きれてるかもしれないとかじゃなくて完璧に切れている。「え。わたし?」なんてわかりきってるだろうが言ってみるわたしは我ながら勇者であるとおもう。ぴきん、てお前以外にだれがいんだよって言いたげな顔してるからびびったけども。

「くつろぐとこだろ、サロンは」
「わたしくつろいでるよ」

ゲームがすべてなんだよねーなんていえば「自分さえよければいいのかよ!」てさ。いやだいやだ。きっと任務ばっかりやってるからひねぬれちゃったんだねクラス0。とかいいつつ、悪いのわたし「ごめん、わすれてた」ていう

「イヤホンつけるね。あ。やる?」
「やらねえし空気よめよ」
「空気はよめない。なぜならば空気は吸うものだから」
「いや吸えてもねえよあんた」
「タバコはすえるんですけどねー」

そして沈黙という名がよぎるわけだったりする。あ。ごめん。空気わるくした?なんていえば怪訝な顔で見られた。首傾げてみる。

「はあ。」
「しってた?ため息すると逃げるって幸が」
「だろうね」
「せやで」
「あんたにあってな」
「せやで」

ほらこんなに糞がいるんだからさ、クラス0がんばんなよ。くつろいでる場合じゃないよっていってみる。はげますわたしはちようやさし。けれどもこれがまた不快に思ったのか一層イヤな顔をされました。想定内だけども。

「不快にさせる才能もってんじゃねえのあんた」
「せやで」
「あの鬱陶しいアイドルと同等な」
「せやで」

そしてそのアイドルたぶんナギ氏。ぷぷぷぷ、言われてやんのナギ氏。「先にいっておく。わたし機械いじくりの才能もってるかもしれない」「えらい飛躍したけど」「せやで」なんじゃそりゃ、といまでも聞こえそうないきおいである。

「要するにあんた、かなりの自信家つうわけか」
「せやで」
「......」

ばかにしてんの?ていうのでわれにかえった。あっぶね。せやでっていいそうだった。ヒヤヒヤとするとか自分巻いた種だというのうっかりしてた。





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