泣けない君のために、僕が今泣こう。

君が誰を好きでも構わないから
その冷えた唇には、
もう顔も思い出せないくらい泣いた
熱を持った掌
迷子
優しさと弱さの差
泣かないで、嫌いにならないで
そんなキスならいらない
墓場から愛を込めて
その愛はすでに消費期限がきれています
埋まらない傷の舐めあい
水底の喘ぎ
ぼくはここにいる
黒く甘い世界
溺れた春
ちゃんと笑えていますか?
ゆうやけこやけでさようなら
優しくなれない君が言う。
気怠い営み




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