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【色仕掛け】
エナ(大変だ…、捕まった)
ジャーファル「お前、名は」
エナ「ばばろあ」(…部屋には私とこいつの2人)
ジャーファル「嘘だろ」
エナ「嘘だよ」(相手は年上の少年)
ジャーファル「真名を言え」
エナ「マナです」(職業は小さい頃から暗殺。絶対に恋したこと無いはず…)
ジャーファル「ざけんな!」
エナ「げほっ、げほ、」
ジャーファル「な、お前どうした!?」
エナ「体が…寒くて…」(色仕掛け効く!!使える!!)
ジャーファル「はぁ!?」
エナ「ね、ねえ、」(相手にゆっくり顔を近づけて)
ジャーファル「…っ!?」
エナ「あっためてよ…」(唇が触れそうな所で、囁く)
ジャーファル「しょうがねェな、暖炉に火つけるから待ってろ。名前が無いなら考えとけよ」
エナ「え?」
(効き目ゼロ)
【洗脳】
ジャーファル「いいか、エナ。俺らの敵はシンドバッド!」
エナ「……」
ジャーファル「繰り返せ!」
エナ「……いいか、エナ」
ジャーファル「違う、そこは言わねェ。テイクツーだ」
エナ「おれりゃの敵はシンド…」
ジャーファル「噛んだろ。テイクスリー」
エナ「俺らの敵はシンドバッド!殺すべきはシンドバッド!3時のおやつもシンドバッド!」
ジャーファル「どういう意味だよ、余計なの入れんな!テイクフォー!」
エナ「ぜってェー殺してやっからな…シンドバッドーーー!!!」
ジャーファル「馬鹿にしてんだろテメェ!あん時気ィ失ってただろーが!」
エナ「短気は死を招くよ」
ジャーファル「うるせェー!お前殺す!剣を出せ!」
エナ「鍛錬ならさっき、…まあ、仕方ない…」
ジャーファル「…何でちょっと嬉しそうなんだよ」
【Mなわけじゃない】
エナ「ジャーファルと暴れるのが楽しい」
ジャーファル「ふっ、しょうがねェなあ」
エナ「じゃあ、今日はマハドさんとヴィッテルさんを味方に加えて、3対1で」
ジャーファル「何故そうなる!?」
エナ「小さき者をイジメようとかいう魂胆じゃないから、大丈夫」
ジャーファル「小さき者って、それは俺の事かテメェ!」
エナ「小さき者は愛でる主義」
ジャーファル「うるせェ!良いから剣を出せ!俺のせいで傷ついても知らねえぞエナ!」
エナ「心配してくれるの?」
ジャーファル「黙りやがれ!」
エナ「そろそろ貶す言葉も尽きてきたのかな」
ジャーファル「うるせェ!」
エナ「同じ言葉は使っちゃ反則だよ」
ジャーファル「テメェ…」
エナ「それも反則」
ジャーファル「今日はやけに積極的じゃねェか」
エナ「恋愛に限らず、積極的に行けば何事も成就するとシンドバッドから教わりました」
ジャーファル「おい!魔導師!こいつに術をかけ直せ!」
【カリカリ再来】
ファーラン「コレをお飲みなさい」
ジャーファル「お前にも分けてやるよ、エナ」
エナ「結構。私にはカリカリが残ってるので」
ジャーファル「何だそれ…茶色い」
エナ「要る?」
ジャーファル「いらねェ」
エナ「そう、これはその黒い物体に劣ると」
ジャーファル「…うるせぇな、食べてやるよ」
エナ「やっぱりダメ」
ジャーファル「はァ!?」
エナ「カリカリに敬意の無い者に食べる資格はない」
ジャーファル「エラそうだなお前」
エナ「だって全然顔怖くない」
ジャーファル「んだと!?」
ヴィッテル(2人…結構仲良い)
【ブァレフォール】
エナ「ねえブァレフォール。シンバが貴方を手に入れたら、私に貴方の力も手に入る?」
ブァレフォール「君は既にバアルの眷属なんだろ?できないよ」
エナ「そう…残念だなあ」
ブァレフォール「どうしてだい?」
エナ「力が欲しい、もっと強くなりたいの」
ブァレフォール「え?(まさか、ここにも王の器が…?)」
エナ「シンバが女性に悪事を働きそうになったら、貴方の氷の力で目を覚まさせたいの。
こう、バシャァッって」
ブァレフォール「それはバアルの雷でも出来るんじゃないかな…」
28.4.2
28.12.12 改訂
迷宮前後の話でした
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