「名前せんぱーい」






その日の部活、


冬真っ只中のこのくそ寒い時期に外で水仕事とかやってらんね!てか冬休み休み4日間てなにごと!?休んでないじゃんなに馬鹿なの死ぬの?毎日毎日寒い中とくにすることもなく突っ立ってるあたしの身にもなってほしいよまったく。絶対運動してたほうが楽だろ!
とか半分本心で思いつつ(そんくらい寒いんだよ!まじ冬!)実際のとこそんなん言ったら幸村あたりに人間にそんなん可能なんすかって練習をしてるレギュラー並の運動させられそうだから黙々と(だらだらと)手を動かしていたら冒頭のとおり赤也くんが駆け寄ってきたのです、まる!





「おーす、相変わらず頑張るね。半袖とか考えらんないわ」


「ほんと寒いっすよ」


「上着なよ寒いなら」





相変わらず馬鹿だなぁ、と鼻で笑ってやろうと思ったがついさっきまでは暑かったんですよ!となぜか半泣きの赤也に遮られる。






「さっき幸村部長に、」
















「あ、そうだ赤也」


「? は、はい!(笑顔こわっ!)」


「今まで触れなかったけどさ、

も ち ろ ん

冬休みの宿題は終わってるんだよね?」


「・・・・・・あは」


「わかってると思うけど出し逃した宿題するんで部活休みますとか遅れますとかありえないからね? 冬休み中に終わらすんだよ?」


「いやでも「終わるよね?」


・・・はい」
















「ってなことがあって・・・・・・」


「うわ、ご愁傷様ー。そりゃ寒くもなるわー」


「え、名前先輩終わったんですか!?」


「いやなにそのまさかみたいな言い方、言っとくけど冬休み今日いれてあと3日だよ?」


「名前先輩終わったんですか!?」


「ん? なんで2回聞いた? まぁ終わってないけどね!(どや顔)」


「あとどんくらいすか」


「半分」


「多っ! はっ!? 俺よりやばいよあんた!」


「え、赤也にそんな言われるとか心外なんだけど。まあまあ、心配してくれなくてもあたしマネなんで。冬休み中に終わんなくて部活休むことになっても支障ないんで。ごめんなさいねーわっはっはっは」


「あ、幸村部長から伝言なんですけど、」


「言わなくていいよ嫌な予感するから」


「『名前も終わってなさそうだなー。まあそんな理由で部活休むとか言ってきたらそのときは・・・・・・☆』」


「あぁぁぁぁぁあ言わなくて良いって言ったじゃん一気に寒気吐き気おえっ」


「汚い」


「だってこれから宿題全部とかおわるわけなくない? え? なにこれ夢?」


「現実逃避いくないっすよ。てなわけで名前先輩












いっしょに宿題やりましょう!」







(つづきますー)



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