「それでね、クロロってば眼鏡かけてたんだよ!」
「へーやっぱりダテメガネじゃないの?」
「ちがうって!でもでも似合ってたー!」
「はいはい。惚気はいらないから。」
今日はクロロが居ないからシャルとのんびりとお茶してます。
喫茶店でケーキを食べながら机に置いたクロロにあげる新しい本と、栞が入った袋をみる。
またクロロが本にとられてしまうけど、本を読んでいる時のクロロはなんだかんだ楽しそうで嬉しそうにしているから。
しょうがないから譲ってあげるのです。
「オレも持ってるよ〜ダテメガネ」
「そうなの?」
「うん。この間オシャレな奴みつけたからさ」
「へー!みたい!かけてかけて!」
「はいはい…どう?」
「かっこいい!」
「どーも」
シャルの眼鏡もなんだか新鮮だ。
元がかっこいいから何でも似合うし!
「クロロのね、眼鏡かけてる時のこう…くいって!眼鏡上げるの、好きなんだよね〜!」
「…こう?」
「ん〜〜〜〜〜70点!」
「え、意外と厳しいな〜」
「クロロの方がかっこいいから!」
「はいはいそーですねー」
「でもシャルもかっこいいよ?」
「じゃあ…オレにしちゃう?」
「ない!」
「即答かよ」
だってクロロが一番だもん!
そう笑うとシャルは呆れたように、ごちそうさま。と笑った。
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