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 照れ隠しです!3



もちろん雨だった。

責任だのなんだの団長が言い出して
とりあえずよくわからないいまま
団長の部屋へと戻ってきました。はい。

「うん、満足かな」
「ほんと、意味わかなんない、どうしてこうなった…」

顔を上げられなくて手で覆う。
いやほんといま顔真っ赤だと思う。

「もっと飯を食え軽すぎだぞおまえ」
「…なんで団長が普通に話してくるのかがわかんない」

この状況について説明しよう!

団長の部屋です。
団長のベッドの上です。
団長の膝の上です。

なにこれ意味わかんない!!!

「腰も細すぎだぞおまえ」
「ひゃあ?!」
「……細ければいいわけじゃないんだ、ちゃんと食え」

セクハラだよーどう対処したらいいのこれー

もうなんか泣けてきたよー助けて誰か!
いややっぱこの状況みられたら恥ずか死するから
やっぱ助けなくて…ってどうしたらいいんだよっ!!

「あの、団長…?」
「ん?なんだ」
「これは一体どういう意味が…?」
「責任取ってもらうっていっただろ」
「いやいやいやそれがどうしてこうなった?!」

…なにそのやれやれって顔。
うわ!ため息ついた!むかつくー
ボソッっとこれだからバカはって言ったでしょ!

「言わないとわからんのか」
「うん」
「…お前が好きだ」
「…………えっ」
「さっきも言っただろう」
「…………えっ」

思わず二度同じことをいう。
え、さっきのやっぱり冗談じゃなくて

っていうかえ?どういうこと?

「お前のせいで本を読んでも内容が入ってこない」
「……知らない」
「お前が近くにいないと落ち着かない」
「……それも知らない」
「お前は俺のことがきらいか?」
「……それは…」
「答えろよ」
「………きらいじゃ、ない」
「ちゃんと言え」

顔を覆っていた手をとられる。
目の前には団長の顔。…ち、ちち近っ。

もうこうなったらやけくそ!あたって砕けろ!

「………っす」

―ちゅっ

「……ん?!っ、ふ」

キス?!されてる?!なんで?!

「っん…ん」
「ほら、ちゃんと言え」
「っ?!い…え、んっ…るかっ、ふ」
「言えるまでやめないぞ?」

口塞がれてどうしろっていうんだこのバカ団長!!

「っこ、んん…のっ!」

―バキッ! 「ぐっ」

「殴って良い?殴って良いよね。っていうか殴らせて!」
「…いや、もう殴っただろうが」
「もうやだ!団長のバカ!バカバカ!!」
「嫌いじゃないんだろ?」
「…っ!」

にやり、と笑う団長。
ほんと、団長昨日から変…

「雨のせいだよっ」
「そうか。じゃあ続きをするか」
「?!じゃあの意味がわかっ…ん」



照れ隠しです!
(バカァ!!)(…痛いな本気で殴るなよお仕置きだな)(?!)





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