▼バトルサブウェイなう
バトルサブウェイなう
※サブマスが出ます

「ふむ、やはりノーマルトレインではこんなものか」

「ずっとにちりんEだけしか出してない就にぃぱねぇ。私のシャラとキリはもうボロボロよ…」

「しゃあん…」

「それは貴様がまだ廃ではないからぞ」

「あっれー就にぃいつの間に廃人に…」

「元々ぞ。野生で捕まえたソルロックだけでにちりんボックスが作れるはずが無かろう。厳選に厳選を重ねたのだ」

「…もしかしてにちりん1じゃないのは…」

「旅パーリィとバトル用パーリィを分けるのは当たり前であろう」

「やっぱし!つーかそんだけ実力あるならそこら辺の廃人と一緒に行った方が確実だったんじゃ…」

「何故わざわざ我が誘わねばならぬ」

「もうやだこの暴君。私今日は政宗とにーにと一緒に釣り行く予定だったのに」

「野郎二人で釣りとか長曽我部ざまあ」

「せめて口調はキャラ保てよ」

『お二人さんいちゃこらしとらんでさっさと七両目行きや。ボスが待ちくたびれとんねん』

「ちっ、いちゃこらなどしておらぬわ」

「そういや次サブマス戦だった…就にぃさっさと行くベー」

「引っ張るでないわ」

ガーッ

「わ、本物のサブウェイマスターだ」

「あ、ソルロックマスター。マルチで会うの、初めて。マルチ苦手だと思ってた」

「フン、相手が居なかった故来なかっただけのことよ」

「何か変な異名ついてる!」

「いつもソルロックで来てるし、何回も勝ち進んでる。そしたらみんなそう呼んでた」

「異名付くほど入り浸ってんのか…」

「ところで、きみ誰?初めて見る」

「あ、はい。佐和といいます。就にぃとは、えっと…」

「兄妹よ」

「違うし。えっと、My Sweet Homeってカフェで9人くらいで同居してます。はい」

「あ、そこ聞いたことある。トウコがおいしいって言ってた」

「そうなんですか(ってかトウコ来てたんだ…)!もし時間があれば是非カフェへいらして下さい!」

「うん!時間あったらね!」

『はようバトルせえや!』

「「あ」」

「我をいつまで待たせる気ぞ…」

「めんご」

「散らすぞ」

「大変申し訳ございませんでした」

「よろしい」

「んじゃバトル始めよっかノボリ…ノボリ?」

「………は、何ですかクダリ」

「バトルの前の口上」

「あ、ああ、はい…

わたくし、サブウェイマスターのノボリと……」


【バトル中略】


「やったーっ!勝ったよ就にぃ!」

「フン、此処はノーマル、勝って当然ぞ」

「感じ悪っ」

「二人とも、すごくよかった!サワもけっこう素質ある!ダブルにも来て!」

「いやあ、私はまだまだですよ…就にぃに殆ど引っ張られてましたし。ね、就にぃ。…就にぃ?」

「…行くぞ、佐和。スーパーマルチでの策を練らねばならぬ」

「え、スーパーも付き合わせる気でいたたたた!物理的にも引っ張るのやめて!
あ、クダリさんとノボリさんさよならー!」

「うん、次はダブルで会おうね!」

「っ!ま、またの御乗車をお待ちしております!」


バタン、


「…ねえノボリ、何か今日、変。ずっとしゃべんない。ノボリずっと空気だった」

「…クダリ」

「何?」

「…サワ様、は…次はいついらっしゃるのでしょうか…」

「…………ノボリ」

「?な、何でしょうか?」



「ロリコンは、犯罪」

「!?」




(何でさっさと帰っちゃったの就にぃ)
(…どこぞの猿と似た視線を受けておったゆえ)
(?)
(いや、気にするでない)




ポケモンのキャラも出したいなーと考えて一番最初にネタ出てきたのがサブマスでした。元就様が佐和をひきずってマルチ行ってる設定から。
何だかノボリ兄さんが恋愛フラグ建築してる。クダリはお友だち感覚。
他のキャラも出したいところ。

カフェの名前はキダチ様からいただきました。ありがとうございます!

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