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庭に奇妙な植生物がうろちょろしてる件について



庭にピクミンが生えました。


ミュンミュミーュン

ミーミーッ!


「わー、みてごらんよ就にぃ三成。ピクミンがいるよ」


「ふむ、実に色とりどりぞ」


「いや待て貴様ら!あれは何だ、明らかに未知の生物だろう!何故そんなに落ち着いている!」


「どうせまた…えーと何だっけパルキアさん」


「桜井ではなかったか」


「何か違う気がするけどまあいっか。桜井さんの仕業でしょ」


「今まで猫になったり入れ替わったり多様な目にあってきたのだ、今さらピクミンごときで驚かぬわ」


(……秀吉様、半兵衛様…私がおかしいのでしょうか?私が常識から外れているのでしょうか?)
「……もうそれでいい。それよりもぴくまんとはなんだ」


「ピクミンぞ」


「赤は火に強くて青は溺れなくて、黄色は高く飛んで紫は力持ち、んで白は毒があるんだよ。個性いっぱい。白いの三成っぽいね」


「何だと貴様!」


「引っこ抜いた者に付き従い、運ぶ、戦うなどの労働をしながら増え、その後食べられて死ぬ運命にあるが、それでも尚主に付き従う者たちぞ」


「随分理不尽な運命だな…ん?引っこ抜く…?」


「元々植物みたいに生えてんだよ」


「いや、引っこ抜かれたと言うならば、あいつらは誰に引っこ抜かれたのだ?」


「「………あ」」





「整列」


ミーッ
ミューン
ミュミューン


「総員、あの者に引っ付け」


ミュンミュンミュミュン!
ミュンミュミュン!

ミ゙ーッ!


「え!?ちょ、何でぴくみん!?うわ邪魔!」


「佐助、ぴくみん一匹殺す毎に一文減給だからな」


「えええ!?」




「なーんだ幸村かー。なら安心安心」


「あやつなら猿以外に危害を加えることもなかろう」


(…助けなくていいのか…?…まあいいか)


「いや助けろよぉぉぉぉ!!」


「いやはや、今日も平和でござるな。……あ、三文減給」



 



本来、拍手文はこれの様な他作品とのクロスオーバーになる予定でしたが、すぐネタが尽きそうだったので今のポケモンクロスオーバー派生になりました。


T O P


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