反転

摘んでいたのは彼岸花です。

傘も差さずに
雨が止むのを待っています。

ずっとずっと待っています。

空を見上げて

青い空に白いしみができてゆくのを
地から這い出した滴が、空に吸い込まれてゆくのを

此処がどこなのか。
はたまた、空の向こうに何があるのかなど知らずに、
自分が誰であるかさえ解らずに。

ただ、赤い花の中に実をうずめて、

想い、馳せるのでした。


(中学のときにかいたやつが出てきたのでUPしました。
 絵と供に発掘された落書きが、下手すぎて笑いました)


2009/11/16 22:36:11

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