1.チィーッス!ここは私の可愛い生徒のお宅でしょーか?
2.おぉ!まさしく可愛いのか憎たらしいのか分からない私の生徒!……名前はなんだっけ?
3.あ。そうそう!そーいや、そんな名前だったね。まだクラスの名前覚えてないから戸惑ってるんだ〜。
4.え〜っと、君は女子だっけ?
5.ふむふむ、そうか。最近の子は性別も分かりにくいからねー。
(家に上がり込み部屋に向かう)
6.突然だが家庭訪問に来ました。
7.理由は君の中にあるさ。思い当たるのがいくつかあるんじゃないか?
8.とりあえずお母さんを呼びなさい。素敵なピチピチで若々しい先生が来ています、と。
9.何?お母さんがいない?だったら君が私にお茶と菓子を用意しなさい。
10.さて…話だが、君は最近、世界征服を企んでいるとクラスの……誰だったかな…え〜っと……プライバシーのために仮にA君としよう。A君から世界征服を企んでいると聞いたぞ。



11.世界征服なんてバカなことはやめなさい。
12.世界征服は先生の夢なんだ。
13.今なら先生も許すぞ。てか、お願いだから先生のお願いを聞いて下さい。
(土下座)
14.さて…早速ですが……君のお母さんは美人かな?
15.そうかそうか。是非一度会ってみたいものだ。
16.ジュースおかわり。
17.実は先生…チョコケーキ類が好きなんだ。特にガトーショコラ。
18.…食べたいなぁ。
19.……そーいえば、出席番号は何番だ?
20.そうか。その数字は不吉だから止めた方が良い。



21.どうやって出席番号を変えるか聞きたいのか?そんなもん知らん。
22.…お手洗いを借りるぞ。
23.(数分後)おい。何故、君のトイレにはローズの香りがしないんだ。
24.まぁ、そんなことは良いが、さっき買い物から帰って来たと思われる君のお母さんと会ったぞ。
25.なかなかの美人だな。
26.ちなみにお母さんは何歳だ?
27.そうか。まだまだ若いな。私の初恋の相手、みっちゃんにそっくりだ…。
28.話は変わるが、先生は昨日と違うとこがあるんだ。わかるか?
29.実はさっき散髪に行って来たんだ。
30.惚れるなよ。



31.あ。君のスリーサイズは?
32.…そんなもんか。
33.そういえば、数日前の国語のテストだが…学年最下位だそうだ。
34.落ち込むな。
35.私が家庭教師でもしてやろう。
36.遠慮するな。私が会いに行きたいだけだ。…君のお母さんに。
37.…む。そうだ。私と君のお母さんが結婚すれば名字が変わり君の出席番号も変わるぞ。
38.ところで今何時だ?
39.そうか。さて、じゃあそろそろ帰って、君のお母さんに宛てたラブレターを書かなくては。
40.では、さらば!我が子よ!




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