「…っあ…し、えんにっ…」

「霧斗…」

「あっ…んやぁっ…ふっ…」

「霧斗、すまん。ワイ、今夜は上手く加減出来そうにあらへん」


 いつも以上に、君を愛しく感じて

もっと君の甘い声が聞きたくて

もっと快感に歪んだ君を見てみたくて

自分がこの少年に快感を与えていると実感したくて


「あぁっ…しえん、にぃっ…」


そんな顔で、その声で名前なんか呼ばれたら、簡単に理性が吹っ飛びそうになる


「霧斗…。もっと呼んでや…」

「ふぁ、んっ…しえ、にぃっ…」

「霧斗、愛しとる」



誰よりも、一番


 今夜は、いつも以上に君を欲しているけど、大目にみてやってや?








渇いて渇いて