「ちょっ…火影…!!」
『あ?』
「あ?じゃねーよ!」
ベッドに押し倒されているキリナが眉を寄せて文句を言うが火影は気にした様子を見せない。
「マジで待て!No!」
『アホか』
「うるせっ…んんっ…!」
更に抗議しようとするキリナの口を火影が自分のそれで塞ぐ。
逃げられない様に片手で固定し、角度を変えては貪る様に口付ける。
「んっ…ふっ…」
始めは固く口を閉ざしていたキリナだが徐々に力が無くなり酸素を求めて薄く唇を開いてしまう。
それを見逃さず火影は自分の舌をねじ込ませ、キリナのものと絡ませる。
濃厚になった口付けからピチャピチャ水音がし、静かな部屋に響く。
「…ん…ふぁ…」
『(…あ、やべぇ…)』
今、かなりキリナが欲しくなってる。
いつも以上にコイツを求めている。
……制御出来ねぇかもな…。
「…んんっ…ふぇっ…」
どうやら苦しくなってきたらしく名前を呼んでやめさせようとするキリナ。
それに気付いた火影が名残惜しそうにゆっくり口を離す。
離れた二つの唇を銀色の糸が繋ぎ、顔を赤らめているキリナの口からは混ざった唾液が漏れていた。
それを綺麗に舐めとり、触れるだけの軽いキスをした。
「…ひえっ…お前なぁ…!」
『悪ィキリナ。多分制御出来ねぇ』
「…は?」
『今夜は眠れないと思っておけ』
「はい!?ちょっ、タイム……に゙ゃ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙!!」
貴方が欲しい
(腰痛い立てない動けない死にそう…)
(もう朝かよ)
(話逸らすなトカゲぇええ!!!)