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一時間目が終わり、頬も(半泣きになりながら)冷やした私は教室に戻ることにした。
晋助は帰って寝るらしく、マジで帰りやがった。
しかも手当てした礼に今度奢れってアンタ…!!
すっげぇ痛かったのに…!!(泣)
「今度晋助の鞄にプリ●ュアのストラップ入れてやる…」
大分頬が楽になったのを感じながら歩いていると、教室から怒鳴り声が聞こえてきた。
あの声は…近藤さんと兄さんだ!
まさか…兄さんまで何か言われちゃっているのか!?
やっべ。兄さんは関係ないって言わなきゃ!
そう思い、教室に入った私の目には何とも言えない光景が。
兄さんと近藤さんが教室の中央辺りで向かい合い、睨み合っている。
近藤さんの後ろにはお妙さんと神楽、ヅラに九兵衛に新八の五人。
兄さんの後ろには総悟とザキの二人。
…アレ?これってどんな状況になってる訳?
これじゃまるで、ゴリ…近藤さんチームと兄さんチームに分かれてるみたいじゃないか。
呆然としている私に気付いたのか、ザキが駆け寄って来た。
「大丈夫沙良ちゃん!?」
「うん、まぁ…。コレ、どゆ事?」
「簡単に言えば、委員長側と副委員長側二つに分かれてるって所。さっき委員長が副委員長…面倒だから土方さんでいいや。土方さんに沙良ちゃん知らないかって聞かれて、朝あった事を話したんだよ」
「ふむふむ。それで?」
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