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「ん〜…今日も良い天気!」


青空が愛しいぜベイベー!!
 ちょっぴりハイテンションなのは気にしないで下さい。
今日は授業が二時間しかない。
 ラッキーV

あ、そーだ。ビニコン寄って行こ〜。
 軽い足取りで歩いていると、朝からテンションを下げてくれるうざったいトラが登場。
トラしかいないのか天人高!?


「よォ」

「昨日はうちのダチを可愛がってくれたみたいじゃねーか」

「あ、君達違う奴等。皆同じ顔だから分かんないや」

「失礼な!!」

「で。今度は君達が敵討ち?」

「そうだと言ったら?」

「んー…失せろ、ってトコかなV」

「何?…ぶべらッ!!」

「私これから学校だから」


今度は相手の言葉を聞かず殴った。
 どうせ言う事は決まってるし。
今回は四人。昨日より一人増えてる。

だけど、私はそれを気にせず残りの三匹も秒殺してやった。
 一々話聞いてたらキリがないし、遅刻しちゃうしね。


「そいじゃーねV」


気を失い倒れているトラ四匹にヒラヒラ手を振って、私はその場を後にした。