_Dramatic
▼星の王子さま /サン=テグジュペリ▼
王子さまは七番目に訪れた地球でキツネに出会いました。寂しい王子さまはキツネを遊びに誘いましたが、キツネはそれを否定しました。
「きみとは遊べない。なついていないから」
キツネがいうには、「なつく」とは「絆を結ぶ」こと。時間をかけて近くにいるだけで、王子さまは他の10万の男の子たちとは違う、特別な存在になるのだとキツネは言いました。キツネは「なつく」について語ります。そして、お話の途中でキツネは1人と一匹の前にある麦畑をみるように王子さまに語りかけました。
「むこうに麦畑がみえるだろう?」
きみが欲しいなら喜んであげるよ│金色の絨毯を歩けたなら、どんなに素敵だろうね│でもね、僕の手じゃ繋げない│成長すると頭が重くなるのは人間とおんなじ│しゃらしゃら風が奏でてうるさいね│きみの答えを聞き逃してしまいそうだ。│提案というより懇願のようだった│枯れ草でソファーを作って、本を読もう│畑に宝を隠した老人の嘘を知ってる?│
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キツネは王子さまに言いました。「お願いだよ・・・。僕を飼い慣らして!」王子さまは「いいよ」と答えました。
───続く。
*Title choice
〔むこうに麦畑がみえるだろう?〕