きみがいなくなったあの夏と38度
(プリズムオーシャン)
焼けた肌に熱視線が滑る
青すぎた海に君を探す
迷子のビーチボール
波間に白む光が人を射る
ざぶんざぶん、おぞましくて懐かしい音
僕たち水母になります
潮風が凪いだら会いにいこう
踝の砂すら愛しいね
乱反射する暴君の独壇場
「宝石みたいだね」そう言ったきみの美しさは、僕と海しかしらない
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