夢主の妊娠を知ったホルマジオ


同棲してる夢主の妊娠がわかった時、ホルマジオはまずめんどくせぇと思う。夢主は好きだけど結婚とか考えてなかったし、正直子供いらない。育てていく金もない。けど流石に堕ろせとは言えなくてどう返事すればいいか悩んでたら夢主から堕ろすからって言われる。経済的に難しいのも、そもそもホルマジオが子供欲しがってないのも分かってたから次の休みに病院行ってくると言う夢主。てっきり産みたいって言われると思ってたから拍子抜けするけど、まぁ本人から言い出したんだからいいだろとそこで話終わる。
そこから何となく街ですれ違う子供とか親子が気になって見るようになるホルマジオ。自分があの父親のように子供と接してるのは想像もつかないしありえないと思うけど、夢主が子供と楽しそうにしてる姿は簡単に思い浮かべるなと思ってる。きっと今まで以上に騒がしく夢主自身も子供とはしゃぐんだろうなと想像しちゃって思わず笑っちゃう。すぐにハッとしていやいやありえねぇわって思うけどその想像した姿が頭に残る。最初は他人の子供を見てて思い浮かぶ想像の中に現れるのは子供と夢主だけだったのに、段々と自分の姿も現れるようになってくる。そうこうしてるうちに明日は夢主が病院に行く日。
前日、なぜか静かなホルマジオを不思議に思ってると明日病院行くのやめねぇかと言ってくる。産んでもいいんじゃあねぇかと言うホルマジオになんで?だって子供なんて面倒くさいしょ?それにお金だって…と反論する夢主に別に今更一人増えたって何とかなんだろと根拠の無いこと言ってくるホルマジオに呆然。なんかおまえとの子供ならいいかと思ってきてよォと言われて夢主号泣。本当は産みたかった、産んでもいいの?と子供みたいに声を上げて泣き出した夢主を悪かったって抱きしめる。夢主が落ち着いたらなんて言ってプロポーズしようと考えてるホルマジオの服のポケットには指輪が入ってる。



Twitter 2019.07.29
2019.07.30


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