こっそり買っておいた結婚情報誌が見つかった時の暗チ


▼イルーゾォ
自分が参考にするように買ったとはバレたくなくて雑誌を夢主に押し付けて「これは、おまえ用に買ったんだ!これを読んで予習でもしとくんだな!」って誤魔化すために啖呵切って部屋から出てきたのはいいものの、アレ?これ遠回しにプロポーズしてね?って気付いて恥ずか死するし、しかもプロポーズのハードル上げてんじゃあねぇかと気付いて頭を悩ませる。


▼ギアッチョ
見つけたことを知られたらヤバいと片付けようとした所にギアッチョが帰ってきてバッチリ雑誌を持ってる所を見られてしまう。「お、おまっ!それ、どうやって!」「ご、ごめん!掃除してたら偶然…」どちらもバツの悪そうな顔でそのまま無言を決め込んでいたが、意を決したギアッチョは夢主に近付いてその手首を掴む。「それ、中も見たのか?」「うん」「そん中におまえ好みの結婚式、あったか?」真っ赤な顔で斜め下を見ながら言うギアッチョに夢主も負けないぐらい顔を染めて「それは…ギアッチョと決めたい」と言うから愛しさ爆発して抱き締めてプロポーズするギアッチョ。


▼ペッシ
真っ赤になったり青ざめたりと顔色の変化がすごい。呼びかけようとした夢主の声を「待って!」と遮ると「もうちょっと待って…オレの覚悟が出来たらちゃんと言うから…その時に返事聞かせてくれるかい?」と言うペッシの言葉に頷いた夢主にひと安心するが、どっちも恥ずかしさで何も言えなくなって無言の時間が続く。


▼メローネ
「そ、れは母体に対する資料として、買ったんだ」「あ、やっぱり?」苦し紛れの嘘を信じ、パラパラとページを捲る夢主の後ろでメローネは葛藤する。これを機にプロポーズをしてもいいのか、でも断られでもしたらきっと耐えられない、怖い。後ろを振り返り、険しい顔をしているメローネを見た夢主は何かに気が付いたよう。「いつか私もこんな結婚式、やりたいなぁ」と恥ずかしそうに言う夢主を見てメローネはハッとして「…××、聞いて欲しいことがあるんだ」と夢主を後ろから抱きしめてプロポーズする。きっと声も体も震えてる。


▼プロシュート
雑誌を握る夢主を見て一瞬しまったというような顔をするが、期待するような表情で見つめてくる夢主に、プロシュートはソファに座る夢主の目の前に膝まづくと「そんな雑誌に頼らなきゃなられねぇほど俺はお前を手に入れるのに必死らしい。本当はもっと格好付けたのを考えてたんだがな…不格好なプロポーズで悪いが、オレと結婚してくれねぇか?」と夢主の手を取り唇を落とす。


▼リゾット
「ごめん、リゾット。たまたま見つけちゃって」立ち尽くして無言のリゾットに夢主は雑誌を見つけてしまったことを謝るが、リゾットはそんな夢主の隣に座ると「いや、おまえは何も悪くない」と頭を撫でる。「…格好悪くてすまない。結婚を意識するほど本気で人を愛したのが初めてで、どうすればいいか分からなくてな」と困ったように笑うリゾットに、思わず夢主はその胸に飛び込む。「結婚、してくれるか?」「うん…!」リゾットは自分の胸元に顔を埋める夢主の頭に唇を落としてすごく締りのない顔してる。


▼ホルマジオ
「オレはそう考えてるってことだ。おまえは?」その言葉に焦ったような表情をする夢主に今じゃあねぇなって判断して「まぁ、考えてくれよ」と会話を終わらせて変になった空気を元に戻そうとしてくれるホルマジオに「違うの、ビックリしただけで!」とその腕を掴んで言う夢主。「あの、ホルマジオ…私と」結婚してくださいと言おうとした夢主にホルマジオはその唇に親指を当てて言葉を遮る。そのまま手を滑らせて頬を包み込んで笑うと「××、結婚しよう」とプロポーズ。それに大泣きしてしまった夢主の頭をホルマジオは嬉しそうに乱暴にかき混ぜてる。


▼ジェラート
「あー…見つかっちゃったかぁ…」と視線を逸らして頭をかくジェラート。「××はさ、オレと結婚するのイヤ?」と珍しく照れたようにジェラートが言うからつられて夢主も照れちゃって言葉に詰まるけどきちんと「私は、ジェラートと結婚したいと、思ってるよ?」と伝える。「ん…じゃあ、してくれる?」その言葉に数回頷く夢主を見て嬉しそうな声を出すと夢主が苦しくてギブするまでぎゅっと抱きしめる。


▼ソルベ
「あぁ、おまえとの結婚を考えてたから買った」とズバリ。あまりにもズバッと当たり前みたいに言われるから夢主も照れる間もなく「え、あ、そうなの」と納得させられる。その後何も言わない夢主にソルベは「××はオレとはそこまで考えられないか?」と眉尻を下げて尋ねると夢主は首を横に振る。「そういうこと考えてるの私だけかなって思ってたから」と嬉し涙を流し始めたのを見てソルベは夢主の頭を引き寄せて背中叩いてあげる。



Twitter 2019.05.21
2019.05.22


back
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -