花ヶ咲 | ナノ
秘密の花園を教えてあげる

椿屋 亜花音

「あのね、私、優しい人が好きなの。この花みたいに暖かくて力強くて、でも優しく咲く人」とはにかみながら言った君と後ろに咲き誇る桜のなんと綺麗なことか。花を生かす太陽のような笑顔だった。今なら言えそうだ、好きですと。眩しさと暑さでどうにかなったと誤魔化してみせるから。

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椿屋 聖爾

「あいつのことなら嫌でも分かる。同じ腹の中で同じ時間を過ごしたんだ」無表情な貴方の顔から感情を読み取ることは至難の技だけど、今確かに少し微笑んだわ。言葉では否定しても、貴方はいつもあの子のことを心配しているのね。

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No name

coming soon……
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