男は走っていた。
普通の人間ならまず入って来ないような、悪臭の酷い下水管の中を、全速力で走っていた。

追手が来ないことはわかっている。それでも男は、一刻も早くその場を離れたいと思っていた。モタモタしていたら、あの黒い番犬と猛獣使いがすぐさま自分の喉笛を掻き切るだろうと確信していたのだ。

────男は、親友を敵に売った。
10年以上前から親交を温めていた無二の友人を、裏切った。

自分が何をしたのか、自分のしでかしたことがどれだけ世界に甚大な被害をもたらすものか、男はわかっているつもりだった。
それでも、"例のあの人"には逆らえなかった。

男が闇に呑まれたのは、悪夢のような殺人事件が起きたその日から遡ること約1年前。
そもそも男は、当時身を置いている"不死鳥の騎士団"という組織の一員として過ごす毎日に満足していなかった。正確には、死の危険が常に伴うそんな毎日に、ひどく怯えていた。

学生の頃は、ただ強い者について行くだけで良かった。"彼ら"と初めて会った頃、彼らが男をたいして気にかけていないことはわかっていたが、それでも男は彼らに必死でしがみついていた。彼らの仕掛ける悪戯がどれだけ周りに大きな影響を与えるかわかっていたし、そのメンバーのひとりと認識されることで、まるで自分も強くなれたような気がしたからだ。
やがて、"逃げる"ことを知らない彼らは、"逃げる"ことに長けている男を評価するようになった。"派手なこと"ばかりを好む彼らは、"地道な作業"が得意な男を頼るようになった。男はいよいよ、自分が強い者達の正式な仲間になれたと喜んだ。

だから男は、たいして深く考えることなく、卒業後も"彼ら"について行くことを選んだ。
"不死鳥の騎士団"が何をしているところなのかはよくわかっていなかったが、"彼ら"と一緒にいられるなら、自分は無敵だと思っていた。

────それがとんでもない過ちだったと気づくのに、そう時間はかからなかった。

騎士団の任務は、"彼ら"にグループで当たる任務を与えてくれなかった。あくまで個々人の行動による、闇の魔法使いとの戦い。時にはもちろん協力して作戦に当たることもあったが、それは必ずしも男が"強い"と認め、憧れていた彼らとの共同作業にはならなかった。

男は学校を卒業して、再びひとりになった。
ひとりは怖い。ひとりは寂しい。ひとりは────何もできない。

決して自分が強くなったわけじゃなかったのだと、男は嫌でも現実を直視せざるを得なかった。あくまで男がしがみついていた周りの人間が強かっただけで、自分はせいぜい"その場に一緒にいる"ことしかできなかったのだ。

しかも、男が特に憧れていたカリスマの2人には、どちらも恋人がいた。片方は正義感が強く、自我も強く、天才肌で誰からも愛される素質を持った、カリスマに相応しいといえる女性だった。しかしもう片方は、自分とどこか似ている性格の女性だった。根が憶病で、派手なことより地味なことを好み、誰にでも良い顔をしてうまく世渡りをしたいと願うような人間だった。
────それなのに、その女性はみるみるうちに成長し、心に植わった憶病の木の根を断ち切ると、元から高い素質を備えていた頭脳を生かして物事を自分の思い通りに動かすようになっていった。その結果、カリスマの1人はその女性に恋をした。

自分の憧れ、そして指標となる存在がどちらも取られた、と男は思った。
特に名前の通り星のように輝く友人を、自分と似ていたはずの小娘に取られたことが、男には俄かに受け入れがたかった。

それでも男は、"6人"で一緒にいられるならそれで良いと思っていた。
自分の後ろに"彼ら"がいてくれるなら、これからもなんだってできると思っていた。

それが、騎士団に入ったせいで全て崩れてしまう。
男は卒業後、ダイアゴン横丁のとある小さな宿で働きながら、闇の魔術に関する情報を集めては騎士団の長であるダンブルドアに報告するといった仕事を主に引き受けていた。
期待されていた通り、男は数々の情報をその大きな耳に入れていた。大抵は政治や経済の話、自分の家族の話など、いたってありきたりな話ばかりだったが、時折怪しげなフードを被った男か女かもわからないような人間達が物騒な会話をしている場面にも遭遇した。次は誰を狙う、誰が敵対勢力として自分達を阻害している────そこには、男を怯えさせるに十分足りるだけの殺意が混ざっていた。

それでも、情報を持ち返って報告するだけであれば、いくら憶病なその男でもできるようなことだった。問題は、その後。
────そんな情報を囁き合っていた死喰い人なる敵を、自らも追うように指示された時、男はまず「誰がとどめを刺してくれるんだろう」と思った。男の頭には、最初から自分の手で誰かを追い詰めたり、ましてや殺したりすることなど思い浮かんでいなかったのだ。

男は至って"普通"の人間だった。

とびきり高潔な精神を持っているわけでもない。断固たる決意で闇を駆逐しようと思っているわけでもない。男はただ、平穏無事に生きていたいだけだった。ただ、"安心"を得たいだけだった。

学校生活の中で、その感覚が麻痺していたことに男がもっと早く気づいていれば、おそらく物事の結末は変わっていたことだろう。しかし、とびきり高潔な精神を持ち、断固たる決意で闇を駆逐しようと声高に叫ぶ"仲間"に感化されて、"自分の意志"のないまま騎士団に入った時には、もう既に手遅れだった。

普通の男は、特別であることを求められるようになった。

当然、これまで男が自分から何かを仕掛けた試しなどない。学生の悪戯でさえ傍で見て手を叩いて笑っているだけだったのだ、自分より遥かに強力な闇の魔法使いをこの手で倒すなど、男には想像さえできないことだった。
それでも最初はなんとか知恵を巡らせ、死喰い人をこっそり尾行したり、やむを得ず戦闘になった時には(迷わず仲間を呼びながらも)杖を交えたりしていた。

死喰い人を追って夜の闇を駆ける度、男の胸には恐怖が蓄積された。
戦闘の場面に出くわす度、男の脳には抵抗感が増幅していった。

1年、2年と経つうち、男は騎士団を抜けたくて仕方なくなっていた。
騎士団を抜けたい。わざわざ危険な場所に身を置くような生活ではなく、少なくとも自ら死地に突っ込んで行かずに済む"普通"の生活を送りたい。

でも、男が騎士団を抜けたいと言えば、今もなお憧れている彼らを────そんな男を"親友"と言って肩を組んでくれる彼らを、失望させてしまう。男にとって、たとえ傍にいなくとも、5人の友人は男の心の支えになっていた。男にとって、その5人を失うことは、自分の"安心"を失うことと同義だった。

5人について行ったせいで"普通"を逸脱してしまったのに、その5人と離別してしまえば、"普通"の根幹にある"安心"が消えてしまう。
男が気づいた時には、もう前にも後ろにも進めない状況になっていた。

────そんな時だった。

「命が惜しいか」

男は誰にも言ったことがなかったが──── 一度だけ、誰もが恐れる"例のあの人"に遭遇したことがあった。自分の杖を抜くより先に、喉に相手の杖を突き付けられ、男はごくりと生唾を飲む。恐怖で体中が震え、喉はカラカラに乾いていた。

殺される。出会った瞬間、直感的にそう思っていた。

「命が惜しいか、と訊いているのだ」

しかし、例のあの人はすぐに男の命を奪いはしなかった。あくまで武器は喉元に当てたまま、会話をしようとしているのだ。
男は蚊の鳴くような声で「死にたく、ないです」と答える。

「お前のような臆病者は、誰もが侮っている。味方でさえ、お前にたいした期待はしていないのだろう。しかし、俺様は知っている。お前の真の価値を。情報収集能力に長け、何に対しても恐怖を見せるその様は、格好の目くらましになりうる。────俺様に忠誠を誓え、ペティグリュー。俺様のスパイとして騎士団の情報を流し、ダンブルドアを打ち倒し新たな世を創る礎となれ」

例のあの人の言葉のほとんどを男は理解できなかった。しかし、"スパイになれ"と言われていることだけはわかった。当然、そうしなければ男はその場で殺されるのだろう。

一瞬だけ、男の頭の中で目の前にいる最強の敵と、これまで崇めてきた友人達が天秤にかけられる。情や義理を重んじて死ぬか、それらを裏切って命を守るか。

────"普通"の男に、矜持を守って死ぬことはできなかった。

男はそうして、例のあの人のスパイとなった。
あくまで表向きは今まで通り、死喰い人の情報を集め、当たり障りのない部分だけをダンブルドアに報告する。それと同時に、裏では騎士団が秘密裏に進めている作戦を例のあの人に横流ししていた。

当然、例のあの人のスパイという役割は男にとってあまりに荷が重いことだった。騎士団の情報を闇の魔法使いに渡すという行為がどれだけ罪深いことかはわかっていたし、男は自分のしていることが明らかに許されざることだと、これ以上ないほど正確に認識していた。
しかし、一度足を踏み入れてしまった以上、死喰い人という底なしの沼から這い上がることはできなかった。離脱しようとすれば、そこに待つものは死のみ。
男は結局、正義と命を天秤にかけ続け、そして常に命の方に重みを傾けていた。男は自分のしていることに恐れをなしながら、スパイ活動を続けた。

スパイになってみて初めて、例のあの人が最初に男に持ちかけた話の全容がわかった。
騎士団のメンバーは、誰も自分が死喰い人に加担しているなどと疑ったりはしなかった。男にそんな勇気はないと侮っていたのだ。
騎士団のメンバーは、自分が機密情報を手に入れる度、その後に控えている例のあの人との謁見を想像してビクビクと怯える男の心情に全く気を留めていなかった。「ピーターが怯えているのはいつものことだから」と言って、男がどれだけ罪悪感から押し黙っても、恐怖で俯いても、その動作を敵と内通しているせいだと思う者はいなかった。

「ジェームズ・ポッターとリリー・ポッターの居場所を知っている者を教えろ」

────そうして最後に、"友人"と"自分"を天秤にかける日が来た。

なぜ例のあの人が、男の憧れ続けたカリスマに執着しているのかはもちろん知っていた。その夫婦から生まれる子が自分を打ち倒す力を持っていると"予言"されたことを、死喰い人の誰かから聞いたためだ。

「我が君────」

男はかつてないほどの葛藤に頭を悩ませていた。今までどんな情報でも渡してきた。どんな時でも自分の命を最優先させていた。

だが────男の脳裏に、ホグワーツで過ごした輝かしい日々が蘇る。
今自分の命を握っているのは、目の前にいる闇の帝王だ。この世で最も強い魔法使いと言っても良いその存在は、間違いなく自分の新たな後ろ盾として、男に再び"自分は強い"という錯覚を抱かせていた。

それでも、男は迷っていた。
例のあの人が求める情報を開示することは簡単だ。最初は友人のひとりがその居場所を魂の奥底に刻み込む"秘密の守人"になると言っていたが、後からその役割は変更され、今は自分がその秘密を握っているのだから。ただ男は、「私が秘密の守人です。ポッター夫妻はゴドリックの谷に身を隠しています」と言えば良いだけだった。

その一言が、どうしても口から出ないのだ。

言おうとする度、友人の笑顔が男の喉をせき止める。

「────わ…私めも詳細は知らされておりません。我が君、今ひとつお待ち願えますでしょうか…。私めに、考えがあります。奴らに一切怪しまれずに、ポ、ポッター夫妻の居場所を突き止める方法が…」
「ほう?」
「も、もちろん秘密の守人を探し当てて我が君の御前に突き出すことは容易にできるでしょう…。しかし、秘密の守人が連れ去られたとわかれば、ダンブルドアが新たな保護魔法をかけてくる可能性が大いにあります。我が君、私めは貴方様のお命をこの身に代えてでもお守りしたいのです。そのために、ほんの少しだけ…猶予を、いただけませんでしょうか」
「俺様の命令に従わないどころか、別の策を用意するだと? 何をするつもりだ?」

不躾にも意見を申し立てた男に例のあの人は機嫌を損ねた様子だったが、男は怯えながらも"時間稼ぎ"をすることにした。
友人と自分を天秤にかけた結果────男には、どちらも取れなかったのだ。どちらも同じくらい、重かったのだ。

「私めも守人が誰になっているか詳細は知らされておりませんが、おそらくポッター夫妻とそれぞれ無二の親友だったシリウス・ブラックかイリス・リヴィアのどちらかがその役割を担っている可能性が高いかと思われます。その2人とは今も表立っては友人として付き合っておりますから────慎重に話を持ち掛け、秘密の守人を私に替えてもらうようにします。そうすれば、私が直接我が君にポッター夫妻の居場所を────」
「お前にそのようなことができるのか? 憶病で、友人に一言何か言うだけでもどもらずには済まないお前に、それだけの度胸があるのか? そしてブラックやリヴィアは、弱いお前に秘密の守人の座を譲ると思っているのか?」

例のあの人は、今や明らかに怒っていた。彼もまた、男を侮っているうちのひとりだった。"男が侮られている、期待されていない"というところに目を付けた例のあの人は、男に"情報収集"以外の仕事を任せたことなど一度もなかった。

「か、必ずや成し遂げてみせます────」

それでも男はなんとか例のあの人を説き伏せた。自分の中でまだ何を優先するべきか答えが出ない間は、自分が既に秘密の守人になっていることを秘しておきたかったのだ。
そして────そう考えている時点で、"普通"だった男が一瞬でも"特別"になれたあの7年間を何より大切に思っているのだと気づくまでに、そう時間はかからなかった。

だから男は、黙し続けた。例のあの人に、自分が秘密の守人であることを知られた後も、「ダンブルドアが直々に家を見張っております。我が君、ダンブルドアは私のことも疑っているようで…今動けば、まず最初にダンブルドアが立ちはだかるでしょう」とひれ伏しながらも毅然と言い続けていた。謝って、罰せられて、それでも一生懸命最善の道を模索しているのだと言い訳をして、男は友人を守り続けた。

しかし、男のプライドは長くは保たなかった。

「自分が秘密の守人になったが、まだ時機ではない」と言って、無意識のうちに自分より友人の命を優先させたあの日から、数ヶ月が経つ頃。
例のあの人は、我慢の限界を迎えた。

「もうお前には何も言わぬ。情報収集の腕だけは買っていたが、お前は俺様を失望させた。もう良い。守人が消えれば、ポッターどもの居所を知る者の全てが秘密を知ることとなる。お前が口を割らないというのなら、そやつらを拷問して吐かせるまで。お前はもう殺────」

杖を出され、「殺す」と言う言葉を久々に聞きかけた瞬間、男は咄嗟に"自分"を守ってしまった。

「いいえ、我が君!」

それはもはや、反射的に出た言葉だった。結局男は、気高く死ぬより意地汚く生きることを選んでしまった。男は、男が憧れた友人達のようにはなれなかった。

「────先程、ダンブルドアを撒くことに成功いたしました! 今晩こそが好機です!」

自分が何を言っているのか、男がその意味を理解した時には、全てが終わっていた。










男はまだ下水管の中を走っていた。夜が訪れ、朝を迎えてもまだ走っていた。
どこまで行ったかわからない。ロンドンは出たことだろう。このままいっそ国外に行ってしまうのも良いかもしれない、と思った。

────男はあの夜、例のあの人がポッター夫妻を殺したことを知って、恐怖と罪悪感から今までで最も強い震えを感じていた。
更に男を怯えさせたのは、息子のハリーを殺そうとしたところで例のあの人が消えたという報せだった。

自分は友人を売ってしまった。どうせ生きていたって何もできないような、取るに足らない自分の命を守るために、もっと世界から必要とされていたはずの2つの命を奪い取ってしまった。
それなのに、そこまでのことをしたというのに、その見返りは自分の命を握っていた最強の魔法使いの消滅。
そこで命の危険がなくなった、とはとても思えなかった。男からすれば、それは新たな自分の後ろ盾を失ったことと同義だったのだから。確かに常に命は危険に晒されていたし、毎日死の淵にいるような恐怖を感じてはいたが、例のあの人の命令に忠実に従う限り、男が理由もなく殺されるというようなことはなかった。騎士団の人間はあくまで人道的な戦いを基本としている。騎士団の中にいて、ある日突然死喰い人に襲われ死ぬ末路より、いっそ敵陣の中にいて命だけは確保されている方が、男にとっては今や"安心"できる環境となってしまっていた。

自分を守るために味方だった者を全て裏切ったのに、寝返った敵側の長が消えた。

────もはや、男に選択肢はなかった。
騎士団には戻れない。かといって、死喰い人の残党として魔法省の役人に逮捕される未来にも耐えられるとは思えない。

自分がしてきたことのツケがここに来て全て回って来たのだと────男は、あまりに残酷な形で生まれて初めて"人生を捨てる覚悟"を決めた。

例のあの人が消えた翌日、男は親友2人の目の前に現れ、決闘に負けたふりをして大爆発事故を起こし、小指の先だけを残して下水管に逃げ込んだ。

男は、この世から"自分"を消すことにした。
いつか例のあの人が戻って来ることがあるならば、再び自分が本来の姿に戻ることもあるのだろう────もはや、自分が"人間"として生きる道は、それしか残されていなかった。

それまでは、自分の業を全て背負いながら、なんとか逃げ切って生き延びるしかない。
生きるために随分多くのものを犠牲にしてしまった男には、"死ぬ"という末路は許されない。

そうして男は随分と長い間走り続け、最終的にペットショップを運営している魔法使いに捕まったことで、ようやくその足を止めることができた。
魔法使いのペットとして飼われれば、鼠のまま生きることができる。衣食住を確保されながら、例のあの人が戻って来るまで待っていられる。────その時、自分がどういう目に遭うのかはわからない。例のあの人の復活と同時に、騎士団による復讐が始まり、自分も"裏切者"として殺される可能性は十分にあった。

でも、もう男に抗う気力は残っていなかった。
もう今更、光の下を歩く資格は自分にない。男は一生、暗い下水管の中か、夜の闇の中を這いまわることしかできないのだ。
男のしたことは、男から自由を奪った。"普通"を願っていただけの弱虫な少年は、"普通"を願った末にあまりにも多くの代償を払いすぎてしまった。何事も過ぎたるは及ばざるが如し────多大な犠牲を出してしまった男には、もはや"普通"など永遠に与えられないだろう。

男は自分の惨めな人生を思いながら、ペットショップのショーケースの中でずっと蹲っていた。誰に何を謝れば良いのか、誰に何を償えば良いのか、もうわからなかった。

「────ママ、僕この鼠が良いな! 他のやつより大人しくて、なんだか賢そうだ」
「ええ、良いわよ、パーシー。鼠は小さくて賢いし、良い友人になれると思うわ」

男が元の姿に戻るまで、あと13年。
その間────男はずっと、自分の罪を反芻しては到底処理しきれないその重みに心を抉られ続けるのだろう。



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