あとがき＆雪乃様へ｢山本と消極的彼女｣
初の復活短編です!
山本はとても書いていて元気になれるキャラだという事が解りました。私だけ元気になってどうする。
野球応援に行った消極的なヒロインが頑張って声を出したら山本はちゃんとそれに気付いたよ的な展開はお題を戴いた瞬間に決めました(一息)。……後から思ったんですけど、それってつまり二番煎じのネタだったという事なのかもしれません。もう遅いですが。
それからちょっとだけ思ったのは、山本のファンの子の玉砕っぷりが酷いかも…と。
純粋に好きで、精一杯応援しにきているのに、歯牙にもかけてもらえない。なんだかそれが申し訳なくなっちゃったので、最終的にヒロインに悪態をついてみたりと、ほんのり嫌な子にしちゃいました。ごめんね名無しの乙女。
｢ｾﾄと甘えた彼女｣
怖い夢を見てセトに添い寝してもらうネタで考えていたのですが、なんだか知らない間に朝の話を作っていました。だからその描写は1文で呆気なく終了しています。
べたべたあまあまな雰囲気の話ではありますが、特にどこを取り上げたいかというとですね。
｢セトに夢の中で"何がそんなに面白いのか"訊いたら、"ヒロインが可愛いからだ"って言った｣
って場面なんですよ。
あそこでしれっと｢可愛いから｣って言っちゃうセトも大概ですけど、それが正解だった…つまり、セトの回答パターンを完全に把握できて、夢という深層心理の世界でさえそれが発揮できるというヒロインの愛が。愛が。
愛ですねぇ…
｢ｼﾝﾀﾛｰと優しい彼女｣
猫はきっとひとりで出て来れるでしょ!(作者心の叫び)
必死で猫を救出する話でした。というか、垣根から無理やり出すのってむしろ怪我しそうですよね。
ちょっとテンポというか、話がたんたんと進み過ぎたかな? なんて反省点を踏まえつつの執筆でした。読みづらかったらすみません。
ちなみに私はペットを飼っていないので、自宅での怪我治療法などについて全く知識がありません。慌てて調べてみたら、水などで洗ってやれば勝手に治るとか、軽ければ放っておいても治るとか、一番厚い手当てでも、薄めたイソジンで消毒とか…動物の自然治癒力に脱帽。
｢風呂で洗った後に猫専用の消毒液で消毒し、包帯ぐるぐる巻きにした上で1週間安静｣という最初の下書きのまま公開しなくて本当に良かったです。猫用の消毒液ってなんだ。
*ﾟ｡雪乃様へ｡ﾟ*
はじめまして!
この度はたくさん書かせていただきまして…幸せいっぱいでした。私が。
どのお題でも、ご希望なさっていたヒロインさんの性格と相手キャラの性格とが相性ばっちりすぎて(個人的な感覚ですが)、とても楽しかったです。特にセトのお話は色々なシチュエーションが思い浮かんで、甘えたヒロインさん可愛いなぁ…なんてひとりでにやにやとしてしまいました。何それ気持ち悪い。
結果的にそれぞれの消極的さ、優しさ、甘えん坊さが出せたかは…よく解りません。私ばかりが楽しんで、雪乃様がお考えの性格と大きく外れてしまってやいないかと心配です…
自信を持ってとは言い切れないのが申し訳ありませんが、感謝を込めてお贈りします!
リクエストと応援のお言葉、本当にありがとうございました。
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