僕の笑顔
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いつからか寂しさが
恐怖になってくのを
膝を抱えれば治ると思ってた
少しずつ変わる周りのことを
批判的に佇む僕の事が

嫌いになってくよ
手を振り払って駆け出して迷子になって
周りが僕になって
僕は敵で
ツマラナイ事を口にしては優越感
それは本当の僕か?

手を握られれば涙して
笑顔を見せられれば背を向けて
叶うの?叶わない事が
僕の胸を焦がすよ

砂漠の僕の喉をそっと
冷たい水が潤して でも
言葉を伝えたくないよ
僕の笑顔の矛盾


すれ違う感情を抑えることだけで
目一杯だったはずだったのに
吐き出す嫌なことが態度なって
汚すのは君じゃなくて僕なのに
なんで!

全て呑み込むべきだと頭はわかってる
綺麗事は上辺だけの世界で
ツマラナイ嘘を口にしては喪失感
それが本当の僕で?

手を差し延べられた気がした
僕の胸が空っぽになって
新しい青空が見えたから――


僕の手を二度と滑り落ちないように
綺麗に扱わなきゃと思うんだけど
僕が僕であり続けることが大切だと
思うから

これが本当の僕だ

この先は終わりにしようか
黄ばんだ未来を脱ぎ捨ててさ
叶ったよ 叶えられるんだ
風が止まない

瓦礫が消えてくように
僕の胸は空っぽになって
言葉を伝えられるから
叫びたくなるよ

僕の笑顔の理由








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