蛇と犬

彼はお姫様になりました』の設定で精神的百合なのか薔薇なのか分からない成り代わりキャラによる誰得NL


会議に参加するために海軍本部へと(渋々)やって来た蛇姫様は、しかし気が乗らなかったのかサボタージュして本部内を勝手にうろうろしておりました。
人通りのない廊下をあるいていると丁度よく気持ちの良さそうな中庭へと辿り着きます。
ここでちと休むかの、とほんのちょっぴりの休憩のつもりで木陰に腰を下ろしました。
ところが気付けば寝てしまっていたようで、ハッと目を覚ますと、
「よう寝ちょったのう」
声。
見ると、なんとあの海軍大将赤犬が隣に座っていました。
内心でぎゃあ!なんて姫様らしくない悲鳴を上げながらも冷静に問えば、赤犬は蛇姫様を探しに来たのだそうです。それならば何故起こさなかったのかと尋ねると……。
「綺麗な寝顔しちょったけえの、よう起こさんかった」
トレードマークの軍帽の鍔を下げながらなのは、照れているからでしょうか。
蛇姫様の心臓がドキドキと高鳴ります。
そう、これはまさに、
「不整脈!!」
「……阿呆ゆうなや」

――こんな感じに始まる二人なのであります。


七武海『蛇姫』ボア・ハンコック
某現代人が転生した大暴走石田三成が転生した姿
自分がどう死んだのかとかあやふやだがあまりいい予感はしない
気を抜くとすぐに蛇姫喋りがどっか行く
胸が重くて肩が凝って仕方ない

海軍大将『赤犬』サカズキ
某現代人が転生した大暴走大谷吉継が転生した姿
海軍本部執務室ではよくゲンドウポーズをとっている
海賊を前にするとちょっと(?)加減が利かなくなることもあるけれど、モットーはゆとりのある正義


「CV立木文彦を見つけたと思ったら刑部だった件」
「嬉しかろう」
「べ、べべべ別にそのようなアレは、」
「わしは嬉しかったがのう」
「ほんとはちょっと…………結構、嬉しい、です」
「フ……ほうか」

「で、オレはあの甘ったるい空気を《氷河時代アイス・エイジ》したらいいの?」


○姫様、背中のアレを見られるの巻
「…………」
「ふん!同情などするでないぞ」
「……、ちぃっと出掛けて来るけんいい子にしちょれよ」
「子ども扱いするな!じゃなくて……ドコに、と聞いたほうがよいのかそれは」
「自然災害なら天竜人が滅んでも仕方がないと思わんか」
「モロ人災じゃねーかッ!!」
「口が悪うなっちょうぞ」
「う゛……睨むでない」
「元からこげな顔じゃ」

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