対面(6/6)

突然、毛利達の悲鳴が上がったかと思うと静かになった。
恐っ。

それから三刻後。
とっても、良い笑顔の真田と猿飛が帰ってきた。
後ろに青い男…だ、だ……なんだっけ。
まぁいい、青い男達をつれて。

「ボロボロだな…」
「バサラを容赦なく使ったからな」
「あはっ、たまにはいいね」

「「「すいません、それだけは勘弁してください!!!!」」」

真田と猿飛の言葉に、一斉にスライディング土下座をする三人。

「中々壮観よの」
「だな」

毛利の土下座は中々見れないぞ。

「そうそう、天女は天に帰ったよ」

て、天に帰ったって……。

「ど、どうやって?」
「「世の中には知らない方が幸せなことはある/よ」」
「そ、それもそうだな」

聞くのはやめておこう。
うん、それがいい!!

「んじゃ、そろそろ帰るね」
「泊まっていけばよかろ」
「ごめんね。それは出来ないんだ」
「コタに黙って来てしまったからな」

もう少し、話してみたかった。

「それは残念よ」
「そういってくれるだけでありがたいよ」
「こじゅ達も、そろそろ国へ帰るんだぞ。みな心配していた」

「わかった。幸村、佐助。二人のお陰で政宗様が元に戻った。ありがとう」
「そういうことは、輝宗殿を安心させてから言え」
「それじゃぁ、またね」

二人はそう言うと、帰って行った。



(おい、片倉)
(なんだ?)
(あの二人は、付き合っているのか?)
(そうだが…それがどうした?)

((リアル幸佐!!))

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