突然、毛利達の悲鳴が上がったかと思うと静かになった。
恐っ。
それから三刻後。
とっても、良い笑顔の真田と猿飛が帰ってきた。
後ろに青い男…だ、だ……なんだっけ。
まぁいい、青い男達をつれて。
「ボロボロだな…」
「バサラを容赦なく使ったからな」
「あはっ、たまにはいいね」
「「「すいません、それだけは勘弁してください!!!!」」」
真田と猿飛の言葉に、一斉にスライディング土下座をする三人。
「中々壮観よの」
「だな」
毛利の土下座は中々見れないぞ。
「そうそう、天女は天に帰ったよ」
て、天に帰ったって……。
「ど、どうやって?」
「「世の中には知らない方が幸せなことはある/よ」」
「そ、それもそうだな」
聞くのはやめておこう。
うん、それがいい!!
「んじゃ、そろそろ帰るね」
「泊まっていけばよかろ」
「ごめんね。それは出来ないんだ」
「コタに黙って来てしまったからな」
もう少し、話してみたかった。
「それは残念よ」
「そういってくれるだけでありがたいよ」
「こじゅ達も、そろそろ国へ帰るんだぞ。みな心配していた」
「わかった。幸村、佐助。二人のお陰で政宗様が元に戻った。ありがとう」
「そういうことは、輝宗殿を安心させてから言え」
「それじゃぁ、またね」
二人はそう言うと、帰って行った。
(おい、片倉)
(なんだ?)
(あの二人は、付き合っているのか?)
(そうだが…それがどうした?)
((リアル幸佐!!))