あの衣装

「家康……あの紐服は私どうかと思うぞ……」
「は?」
「……」
「は??」
「笑顔で威圧をかけるのやめろください私のライフはもう0よ」
「や、三成が変な事言ってくるから。で、紐服って何だ?」
「ええー?酒井が見せてきたんだが「これが家康の新しい戦装束だっ」……って」
「……酒井ってワシの軍の酒井忠次?徳川四天王の?」
「ああ」
「が、紐服?」
「ああ。なんかこう、アレ着て戦出れば確実にレボリューションが起こりそうな感じの装束だったぞ」
「起こらないし起こさない」
「だからと言ってあーゆうのはやっぱり公序良俗に反するというかな、士気に係わるというかな、ヤメといたほうがいいと私は思う」
「そうかよ」
「別に私は貴様の趣味を否定してるワケじゃないんだ。そこのところは分かってくれ。私は貴様が露出したいタイプの変態でも……まああんまり引かないぞ多分おそらくきっと」
「ワシは露出狂じゃない」
「いいんだ誰しも一つや二つ人には言えない性癖があるもんだからそう思い悩むな」
「悩んでない」
「家康、隠さなくていいんだぞ」
「三成、そろそろ本当に怒るぞ」
「ごめんなさい」

(紐服は明智だけでいい)


「三成……ワシちょっとヤる事が出来たからここらで失礼させてもらうよ」
「手加減はしてやれ、よ……?」
「ははは、覚えてたらな」

(3/58)
←*prev | Log | next#→


×
- ナノ -