黒主従

やる気出せ企画present byスノー様
「西軍大暴走の二人が真田主従に成り代わる」
どっちが姉でどっちが妹か分かるかな

―――――

「Hey真田幸村ァ!Let's party!」

「『ご機嫌よう真田幸村さん、決闘しませんか』…だってよ旦那。何か一言」
「はぁーっ。とっとと奥州の片田舎に帰るでござる長虫野郎」
「わーお…炎属性とは思えない冷たい眼差し…。ちょ、旦那〜マジやめてやれって。伊達ちゃん泣きそうだよ?」
「政む……ね殿が泣こうが喚こうが勝手にしやがれでござる」
「ヒデェ!つーか真田、何で途中で俺の名前を言い淀んだ。まさか名前を忘れてたって言うんじゃねェだろうな」
「申し訳ござらぬ。貴殿の名はナゼか某の頭に残り難く。簡単に言うと忘れておりました」
「テメェ……ぐすっ……今日はこの辺にしといてやる、覚えてろよ!」
「あっ。政…なんとか殿っ!」
「あーあ、泣いて負け犬臭漂う捨て台詞吐いて帰っちゃったよ。はぁ〜面倒な事してくれちゃって…」
「俺の機嫌が悪い時に来る青いのが悪い」
「だからってねえ、」
「そもそもお前のせいだぞ佐助ぇっ!お前が団子は一日三本までとか言うから…!」
「え?何か文句ある?」
「…いえありません」
「うんそーだよね、ある訳ないよね。旦那が糖尿病にならないよう心配しての配慮に文句なんか言っちゃダメだからね。あー俺様ってば家臣の鑑ー」
「さ…佐助…その薄ら笑いをやめぬか」
「えー?薄ら笑いってどんな顔ー?俺様分っかんなーい」

(黒主従)

(18/58)
←*prev | Log | next#→


×
- ナノ -