魔物の色々

2014.04.08.Tuesday


魔物は異種族同士の遺伝子を無理やり掛け合わせた存在であるため、生殖能力を持ちません。
正式に言うと、生殖行為は出来るけど、染色体が不安定すぎて着床までは到達出来ません。
現実でいうライガーやレオポンと同じです。本体の染色体事態が不安定でズタボロで、存在していること事態が奇跡のようなものなので、子を残すことは非常に困難です。
クサカのような超絶遊び人が子沢山でないのは、その辺りの問題があるから。本人は困るどころか喜んでいるけれど。
ただ、稀に着床する場合があります。
ベースになっている生物相手なら、ごくごくごくごく稀に子が生まれることがあります。遺伝子がまだ近いので。
しかし、魔物は強い縄張り意識があるため、自分に似ている生物を積極的に排除しようとする習性があります。こいつ何か自分と存在近いけど、何か違うくね? てか、一緒にいたら滅茶苦茶腹立つ。みたいな同族嫌悪に似た感じです。
現実でいうネアンデルタール人とクロマニヨン人の争いのようなものです。
鳥の遺伝子が入った魔物は鳥を。犬の遺伝子が入った魔物は犬を好んで襲いますが、人間はどの魔物にも関係している為、どうしても人間が襲われる確率は他の生物に比べて段違いに高くなっています。モッテモテです。
そんな病的な排他意識と、遺伝子の壁を乗り越えた、天文学的に低い確率で結ばれたつがいから生まれる存在。それが第三世代の魔物です。
実はムヘールが猫可愛がりしているローラがそれに該当しています。マンボウの生存確率に宝くじ一等当たる確率を掛けたもの以上に難しい確率で生まれた激レアの生物です。

ちなみに今は魔物化するのに、パライソで抵抗力を削り取り、他の生物の遺伝子を注射で打ち込みますが、昔は(聖戦以前)電磁波を全身に浴びせ、遺伝子が剥離した隙にベースの生物の遺伝子をぶちこんで同化させる。近未来的なのか、野蛮なのかよく分からない方法で魔物を作っていました。
基本的に昔の方が設備は整っています。
文明も昔の方が高度でしたが、魔物やシキがほとんど壊しちゃったので、今の文明の方は衰退しています。

やっとまともな裏話が出来たような気がする。やっほーい

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