にゃんにゃん | ナノ



花日

※コピペ「猫は祟るぞ」パロ
※キャプを敬語にしたら誰おまになった
※花宮=スレ主




***:名無しに変わりまして眉猫がお送りします
猫は祟るってこれマジ

この間帰りにさ、事故った野良猫を保護して病院へ連れてったけどダメで
仕方ねぇから引き取って家の庭に埋葬して、墓っぽいの立てたり線香やら水を上げてたら、他の野良猫が集まるようになってきて、ネズミ、鳥、セミの死骸やらを軒先に置いていくんだわ
オマケにたくさんの猫に襲われて祭りの御輿みたいに担がれた挙げ句練り歩く悪夢も見たしよぉ

動物は興味本意や自己満足で同情したらダメだなやっぱ

***:名無しに変わりまして三毛猫がお送りします
>>1 それ、祟りじゃなくてお礼だろwwwwww

***:名無しに変わりましてチンチラがお送りします
>>1
おまえそれは祟られてるんじゃなくて、猫に神として崇められてんだよwww

***:名無しに変わりましてロシアンブルーがお送りします
>>1
感謝されまくりワロタw









ピンポン、と控えめに鳴らされたインターホンに、今まで点けていたパソコンを、取り敢えず閉じて立ち上がる。こんな時間に誰だろう。

扉を開けると、そこに立っていたのは、眼鏡を掛けた見知らぬ青年だった。

「今晩は」

目立たないが、小綺麗な顔をしている。年は多分同じくらいだろう、目深に被ったフードが印象的だった。
扉の奥、少し離れたところに酷く体格の良い男が立っている。どうやら仲間らしく、同じようにフードを目深に被っていて、表情は伺えない。

「俺は、先日あなたが埋めてくれた猫の仲間です。友を、大事に埋葬してくれて有難う。これでアイツも、また生まれ変われる」
「はぁ………?そりゃ、どういたしまして」

猫、とは、先日のあいつのことだろうか。ぶち模様とカギ尻尾が特徴的な猫だった。
道路の端でぐったりしていたのをたまたま見つけて、誰も見向きもしてやらねぇ光景が胸糞悪かったから、適当に病院に連れていってやっただけで、飼い主も居ねぇみたいだったし、仕方ないから、引き取ってやっただけで、モゴモゴ。正面きって礼を言われると、案外気恥ずかしい。
青年の眼鏡の奥のモスグリーンの瞳が、じんわりと滲んでいる。それを隠すように、青年は深々と頭を下げた。

「仲間達も思い思いに感謝を伝えてきたでしょう。何か最近届けられはしませんでしたか?」

言われて思い当たったのは、軒先に放置された蝉やら何やらの姿だった。思うまま口に出すと、それです、とあっさり目の前の青年は首を上下に振った。おいおいまじか。

「じゃ、なに。蝉やら鼠やらは嫌がらせじゃなかったわけ?」
「はい、俺らの精一杯の感謝のつもりでしたが、通じていなかったみたいで…。恩返しすべく、こうして直接伺ったのです」

しゅんと俯く青年に、噴き出さなかった俺を、どうか褒めて欲しい。猫とは案外義理堅いイキモノなんだなぁ、新しい発見だった。

「あなたの望むものを差し上げましょう」
「本当かよ」
「何でも構いませんよ。煮干し10袋とか」

そりゃお前が欲しいやつだろーが。うっとり目を細める青年は、成る程確かに猫じみている。
猫が人間になって、恩返しにきた。非現実的すぎるそれ、いつもだったら気味悪がるか、馬鹿にしてんのかとキレてるだろう。
しかし、ここ数日のお供え(眼鏡クン曰く、お礼)と、不思議な夢に、多分俺の頭はやられてたんだと思う。
おふざけだろうとマジだろうと、どっちでもいーや。どーせなら楽しませて貰お、なんて俺は途中から開き直っていた。

しかし、欲しいものねぇ。
生憎、金にも物にも困ってない。どうせ何かくれるんだったら、金とかみたいな即物的なものじゃなくて、もっと何か、面白いものが欲しい。
そういえば、こちらをじっと見つめる真ん丸な瞳は、小さい時にやたらと集めていたビー玉のようで、きらきらと眩しくて、考えたら最後、こいつが欲しくて堪らなくなった。

「じゃあさ、眼鏡クン、アンタをくれよ」
「は………?」

ぽかん、と口を開けた青年の顔には、ありありと『何言ってんだこいつ』と書かれていて、笑えた。
良いじゃん。益々欲しくなってきた。

「ふは、何だよその間抜け面。仲間ってならアンタも猫なんだろ?だったら俺の飼い猫になれよ」

ぐい、と腕を掴んで無理矢理引き寄せると、拍子にはらりと青年のフードが落ちて、真っ黒な猫の耳が現れた。

―――あー、こいつ、本当に猫なんだな。
そう思ったのと、
青年が悲鳴をあげたのと、
目の前にでけぇ手のひらが現れたのは、同時だった。

ゲームには時折神が降りるという


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っていう日向猫パロ花日
猫木吉と花宮がドンパチする話ください


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